先週末12日、米国・イリノイ州で行われた試合結果です。
ヘビー級12回戦:
アレクサンデル ウシク(ウクライナ)TKO7回終了 チャズ ウィザスプーン(米)
*昨年4団体のクルーザー級王座を統一し、満を持して最重量級に転向してきたウシク。本来ならこの日、タイロン スポーン(オランダ)と対戦する予定でしたが、試合数日前になって対戦したが変更。ウィザスプーンは中堅選手ながらも、ウシクのヘビー級デビュー戦としては妥当なレベルの選手といっていいでしょう。
序盤戦は慎重に戦っていたウシクですが、中盤戦にかけ徐々に徐々にとペースアップ。最終的にはスピードと技術差を見せつけウィザスプーンを圧勝。11ヵ月ぶりの実戦に勝利を収めると同時に、ヘビー級でのデビュー戦を無難に飾っています。
WBAライトヘビー級戦:
王者ドミトリー ビボル(キルギスタン)判定3対0(120-107、119-108x2)挑戦者レニン カスティージョ(ドミニカ)
*同級の他団体王者たちと比較して、地味な存在に甘んじているビボル。しかしその安定度は他の王者たちより上をいくかもしれません。
2016年5月にまずは暫定王者からスタートしたビボル。今回の防衛戦でも6ラウンドにダウンを奪うなどしてライバルを圧勝。8度目の防衛に成功しています。
ビボルのライバル王者たちの動向を見てみると、現地時間の明日18日、IBF王者アルツロ ベテルビエフ(露)とWBC王者アレクサンデル ゴズディク(ウクライナ)がそれぞれの王座を賭け対戦。来月2日にはWBO王者セルゲイ コバレフ(露)がサウル アルバレス(メキシコ)の挑戦を受けます。ビボルが頂点の一角を占めるライトヘビー級戦線、非常な盛り上がりを見せています。