今週末の試合予定

2012年7月第3週末の試合予定です。

21日　土曜日
米国オハイオ州
WBOスーパーフェザー級戦：
王者エイドリアン　ブローナー（米）対　挑戦者ヴィセンテ　エスコベド（メキシコ）

アルゼンチン
WBAウェルター級戦（暫定王座）：
王者イスマエル　エル　マスーディー（仏）対　挑戦者ディエゴ　チャべス（亜）

メキシコ
WBAスーパーフェザー級戦（暫定王座）：
ブライアン　バスケス（コスタリカ）対　挑戦者ホルへ　ラシエルバ（メキシコ）

メキシコ（上記とは別会場）
WBAスーパーライト級戦（暫定王座）：
ファン　ペレス（ベネズエラ）対　挑戦者パブロ　カノ（メキシコ）

＊この試合には、WBC同級のラテン王座（地域王座）も争われるようです。


22日　日曜日
神戸サンボーホール
日本スーパーフライ級戦：
王者帝里 木下（千里馬神戸）対　挑戦者角谷 淳志（金沢）


25日　水曜日
後楽園ホール
日本ライト級戦：
王者加藤 善孝（角海老宝石）対　挑戦者小池 浩太（ワタナベ）

豪州
クルーザー級10回戦：
ダニー　グリーン（豪）対　ダニー　サンティアゴ（米）

一翔の後継者にシルベストレ

先週末14日土曜日、メキシコで行われた試合結果です。
WBAミニマム級暫定王座決定戦：
ヘスス　シルベストレ（メキシコ）判定3対0（117-111、118-112、119-110）エドウィン　ディアス（パナマ）

＊近い将来に井岡　一翔（井岡）が返上するであろうと予想されるWBA最軽量級王座。その後継者の座に強打者シルベストレが就いています。この戴冠戦後の戦績は25勝（18KO）3敗と中々の戦績の持ち主のメキシカン。真の実力が試されるのは今後の活躍次第でしょう。

色々（07‐19‐12）

最近（2012年7月19日ごろ）のニュースです。

1）今週末に予定されていたファン　マヌエル　マルケス（メキシコ）の防衛戦はどうやら行われないようです。

2）IBFフェザー級王者ビリー　ディブ（豪）が今月13日金曜日、無冠戦10回戦に出場。メキシコのファン　ロドリゲスに明白な判定勝利（3対0：98－92、99-92、97-94）を収めています。

3）これまでにWBAスーパーミドル級王座を2度、WBAスーパーウェルター級の暫定王座を獲得してきた37歳のアンソニー　マンディン（豪）。先週土曜日14日、自身48戦目にして初の米国のリングに登場しています。元WBOスーパーウェルター級王者ブロンコ　マッカート（米）と対戦したマンディン。41歳の古豪を7回に2度倒しストップ勝ち。空位のIBF北米王座を獲得しています。

4）元IBFライトヘビー級王者グレン　ジョンソン（米）が今月13日金曜日、米国イリノイ州シカゴのリングに登場し、アンドレス　フォンファラ（ポーランド）と対戦。結果は24歳のフォンファラが大差の判定勝利（3対0：99-91、97-93x2）を収め、43歳のジョンソンに勝利しています。ジョンソンは試合後、引退を表明しています。

5）WBAスーパーライト級のレギュラー王座を保持しているマルコス　マイダナ（亜）が9月15日、ウェルター級の無冠戦10回戦でヘスス　カラス（メキシコ）と対戦することが決定しています。2試合連続でウェルター級での試合に臨むマイダナ。最後の王座防衛戦は昨年9月までさかのぼる事になります。

6）WBAフライ級王者ハーマン　マルケス（メキシコ）が先週14日、メキシコで比国のフェルナンド　ルマカドとスーパーフライ級強の体重で対戦。僅差判定勝利（2対0：95-95、96-94、97-94）を収めています。マルケスにとりこの試合が今年2戦目。2戦続けての無冠戦出場となっています。

ガルシア、カーンの王座を吸収

先週末14日土曜日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
WBA/WBAスーパーライト級王座統一戦：
WBC王者ダニー　ガルシア（米）TKO4回2分28秒　WBA王者（スーパー）アミア　カーン（英）

＊僅か半年前は、将来の世界王者候補ながらも無冠選手だったガルシア。3月にはあのエリック　モラレス（メキシコ）を破りWBC王座を奪取。しかし今回の統一戦では、不利という予想が出されていました。

試合は案の定、カーンが持ち前のハンドスピードと体全体の俊敏さでガルシアを翻弄していきます。しかしカーンが自ら距離をつめ始めた3回終盤、ガルシアの左フックをもろに受け（耳の後ろ）豪快にダウン。大ダメージを受けています。

4回、ダメージアリアリのカーン。ガルシアの右を連打で受け2度目のダウン。そして最後は再び左フックで倒されそこで試合終了。

ガルシアが番狂わせを演じると共に、WBAのスーパー王座を吸収しています。

カーン陣営のフレディー　ローチ氏の計画では、無駄な打ち合いは避け、ジャブでガルシアを翻弄するものだったようですが。

24歳の2冠王ガルシア。さらなる躍進が期待できそうですね。

ヘイ、チソラを一蹴

先週末14日土曜日、英国で行われた試合結果です。
WBA/WBOインターナショナル・ヘビー級王座決定戦：
デビット　ヘイ　TKO5回2分59秒　デリック　チソラ（共に英）

＊色々な意味で大いに注目を集めた一戦。試合は無事行われ、内容自体もクリーンなものに終始。ヘイ有利が予想されていた一戦でしたが、ヘイが予想外の圧勝で勝利。1年ぶりのリング復帰戦を制するとともに、ヘビー級王座再獲得に向け、大きく前進しています。

試合のほうは、初回からヘイが軽快な動きとシャープなパンチでライバルを翻弄。ヘイにとり、この1年のブランクはいい方に作用したようです。

4回に右でチソラにダメージを与えたヘイ。5回に同じパンチ（右のショート）を何発か当て、立て続けに2度のダウンを奪っています。チソラのダメージは深く、試合はそこでストップ。試合後は乱闘騒ぎは起きず、両者が握手をし健闘を称えあっていました。

この1年、タイソン　フュリー（英）、ロバート　ヘレ二ウス（フィンランド）、WBC王者ビタリ　クリチコ（ウクライナ）と激戦を演じながらも、3敗を喫していたチソラ。それら敗戦からの、肉体的疲労＋ダメージの蓄積があったのかもしれませんね。

BOXRECではこの試合結果は無効試合（ノー・コンテスト）と表示され、下に小さくヘイの5回TKO勝利と書かれていました。

小國、強豪を退けV２

先日14日土曜日、赤穂市文化会館ハーモニーホールで行われた試合結果です。
OPBF（東洋太平洋）スーパーバンタム級戦：
王者小國 以載（VADY）判定3対0（119-109、118-110、117-110）挑戦者/前日本王者芹江 匡晋（伴流）

＊１年前は注目ホープの一人でしかなかった小國。昨年11月に、ロリ　ガスカ（比）を番狂わせの判定勝利で破り同王座を獲得。この3月には敵地に乗り込み、元王者大橋 弘政（HEIWA）を明白な負傷判定で破っています。

今回の挑戦者はこれまでに日本王座を6度守ってきた強豪中の強豪芹江。挑戦者有利が予想されていた一戦ですが、結果は2回、5回にダウンを奪った小國の圧勝。王者が3試合連続で強豪を破るとともに、保持する王座の2度目の防衛に成功しています。

今後の飛躍が大いに期待される24歳の王者。次は11月に、前王者となるガスカを向かえ3度目の防衛戦に臨む予定です。

佐藤、最強挑戦者に圧勝

今月8日、横浜文化体育館で行われた試合結果です。
WBCスーパーフライ級戦：
王者佐藤　洋太（協栄）判定3対0（118-110、116-113、119-109）挑戦者シルベスター　ロペス（比）

＊佐藤が試合巧者ぶりを発揮し、挑戦者の強打は空回り。大差の判定で佐藤が初防衛に成功しています。安定度が光る佐藤に対し、亀田家の末弟和毅が挑戦者に名乗りを挙げています。


OPBF（東洋太平洋）/日本ウェルター級戦：
王者渡部 あきのり（協栄）TKO6回1分42秒　挑戦者山川 和風（金子）

＊この試合がちょうど30戦目となった渡部。挑戦者が粘りを見せるも自力に勝る王者が最後は退けています。王者はOPBF王座は4度目の、そして日本王座の3度目の防衛に成功しています。

今週末の試合予定

2012年7月第2週末の試合予定です。

14日　土曜日
赤穂市文化会館ハーモニーホール
OPBF（東洋太平洋）スーパーバンタム級戦：
王者小國 以載（VADY）対　挑戦者/前日本王者芹江 匡晋（伴流）

英国
ヘビー級戦：
デビット　ヘイ　対　デリック　チソラ（共に英）

＊どうやら行われるようです。

米国ネバダ州
WBA/WBAスーパーライト級戦：
WBA王者（スーパー）アミア　カーン（英）対　WBC王者ダニー　ガルシア（米）

米国ネバダ州（上記とは別会場）
スーパーウェルター級10回戦：
アンソニー　マンディン（豪）対　ブロンコ　マッカート（米）

メキシコ
WBAミニマム級暫定王座決定戦：
ヘスス　シルベストレ（メキシコ）対　エドウィン　ディアス（パナマ）

メキシコ（上記とは別会場）
スーパーフライ級10回戦：
WBAフライ級王者ハーマン　マルケス（メキシコ）対　フェルナンド　ルマカド（比）

＊BOXRECにはWBAスーパーフライ級の挑戦者決定戦と表示されています。


16日　月曜日
ウイングハット春日部
WBAスーパーフェザー級戦：
王者内山 高志（ワタナべ）対　挑戦者マイケル　ファレナス（比）

WBCフライ級戦：
王者ソニー　ボーイ　ハロ（比）対　挑戦者五十嵐 俊幸（帝拳）


20日　金曜日
後楽園ホール
日本フェザー級戦：
王者天笠　尚（山上）対　挑戦者渡辺　卓也（青木）

暫定王者ルイスがV４

先週末7日、メキシコで行われた試合結果です。
WBAバンタム級戦（暫定王座）：
王者ウーゴ　ルイス（メキシコ）KO9回　挑戦者ジャン　サンプソン（ニカラグア）

＊無名の挑戦者を退け続けているルイス。亀田　興毅（亀田）が休養王者に地位を変更しながらも、いまだに暫定王者として防衛戦に臨んでいます。4度目の防衛に成功押したルイス。10月20日に米国ニューヨークで防衛戦を予定しているスーパー王者アンセルモ　モレノ（パナマ）との対戦を見てみたいです。

色々（07‐12‐12）

最近（2012年7月12日ごろ）のニュースです。

1）これまでにWBCミニマム級、同WBA暫定王座を制覇している高山　勝成（日本）。9月中旬に比国で、IBFミニマム級王座挑戦者決定戦に出場するようです。

2）亀田家の次兄大毅と末弟和毅が8月19日、サンメッセ香川で試合を行う予定です。両選手とも対戦者は決まっていませんが、この興行は東日本大震災のチャリティーマッチとして開催されるとの事です。

3）ヘビー級注目株のタイソン　フュリーが先日7日、ヴィニー　マッダローネ（米）に5回TKO勝利を収め空位のWBOインター・コンチネンタル王座を獲得しています。秋に次戦を予定している206センチのフュリー。実力者トーマス　アダメク（ポーランド）との対戦も視野に入れているようです。

4）南太平洋重量級の実力者シェーン　カメロン（ニュージーランド）が今月5日、モンテ　バレット（米）を4回KOで下しWBOのアジア・パシフィックとオリエンタル王座を奪取しています（2つの王座の相違点が分かりません）。バレットはデビット　ツア（ニュージーランド/サモア）から同王座を獲得。カメロンはツアに強烈にKO負けを喫した経験があります。カメロンの時期対戦者候補にはもちろんツアの名前が挙がっています。

5）来月25日、WBAミドル級のレギュラー王者ゲナディ　ゴロフキン（カザフスタン）と対戦を予定していたWBO王者ディミトリ　ピログ（露）。この一戦はビログが背中を負傷したために中止となっています。ゴロフキンは同日、別の対戦者を相手に試合を決行する意向のようです。

6）9月7日にロシアのウラン　ウデという場所で試合を予定しているアレクサンダー　サーシャ　バクティン（露/元協栄）。対戦者はメキシコのマリオ　ブリオネス。この試合には空位のマイナー団体IBOのスーパーバンタム級王座が争われます。

7）アミア　カーン（英）がWBAからスーパーライト級の「スーパー王者」に再認定されたようです。これにより今週末に行われるカーン対ダニー　ガルシア（米）戦には、カーンのWBA王座とガルシアのWBC王座が争われる事になりました。