DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

高山、地元で念願の初防衛に成功

2013年12月06日 00時47分57秒 | 世界ボクシング
先日3日、大阪ボディーメーカーコロシアムで行われた試合結果です。
IBFミニマム級戦:
王者高山 勝成(仲里)判定3対0(120-108、118-110x2)ビルヒリオ シルバノ(フィリピン)

*2009年7月以来の日本のリング登場を果たした高山。若き挑戦者シルバノを完封し文句なしの判定勝利を収めています。高山はこれまでに同級のWBCとWBA暫定王座を獲得してきましたが、いずれのタイトルも初防衛戦で失っています。今回3度目の世界王座で目出度く初防衛に成功したことになります。

  

高山は今後、最軽量級初の4団体統一王座を目指していくとの事です。


スーパーフライ級王座統一戦:
前WBA王者リボリオ ソリス(ベネズエラ)判定2対1(116-112、115-113、112-116)IBF王者亀田 大毅(亀田)

*試合前から色々と問題が起きていた一戦。まずはソリスが減量に失敗し、秤の上で王座を失っています。試合内容は今回の3大世界戦で一番低いもの。そんな試合でも、重量ソリスの勝利は確実なものだった様子。しかし1人のジャッジは大毅の勝利を支持するありさま。そしてIBFは敗者大毅をそのままIBF王者に認定との事。

まあ、最後の一件はスーパーフライ級リミット強の選手と対戦したために納得。実際に5月に行われたIBFスーパーライト級王者レイモント ピーターソン(米)対当時のWBC暫定王者ルーカス マッティーセ(亜)戦も、同級リミットを上回る契約ウェートで行われたため、豪快に負けたピーターソンの王座は安泰となっています。

問題は試合前と試合後のIBFの発言の違い。試合前、「大毅が敗れた場合にはIBF王座は空位」という発言。しかし試合後は「大毅の王座は維持」。また、いくつかの報道陣では「敗れたにも関わらず大毅の王座防衛」と発表。大毅の王座維持はあっても、王座防衛はないでしょう。間違いは誰にでもあるもの。IBFは不明慮な点を詫び、はっきりとスーパーフライ級王座の行方を説明するべきです。

IBFは個人的には好きな団体ですが、今回と9月に行われた日本開催の2興行では不手際が目立ちますね。今後の巻き返しに期待しています。IBFもそうですが今回の件、JBCもIBFに振り回されている感じがしますね。混乱するのは分かりますが、もう少し堂々とした態度での対応を求めます。この一件に関しては大毅はあくまでも被害者です。

今後といえば怖いのが空位になったWBAレギュラー王座。何となく長兄が絡んできそう...。


WBOバンタム級戦:
王者亀田 和毅(亀田)判定3対0(119-109、118-110、117-111)挑戦者イマヌエル ナイジャラ(ナミビア)

*8月に第3国比国で同王座を獲得している和毅。今回の初防衛戦でも大差の判定勝利を収め無難な勝利を収めています。
コメント (1)
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