DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

意外な苦戦。ウィリアムスが逃げ勝つ

2009年12月14日 03時09分46秒 | 世界ボクシング
米国ニュージャージー州で行われた試合結果です。
ミドル級12回戦:
ポール ウィリアムス(米)判定2ー0(119-110、115-113、114-114)セルジオ マルティネス(亜)

*マルティネスが評価を上げ、ウィリアムス株が下落した一戦。
ウェルター級卒業後、向かうところ敵なしだった感のウィリアムス。現在WBCスーパーウェルター級王座を保持するマルティネスとミドル級で対戦。一人のジャッジはほぼフルマークでウィリアムスを支持しましたが、試合後「それはない」という声が多く聞かれました。私(Corleone)の採点では115体114でマルティネス。
両選手が初回にそれぞれダウンを1度喫しています。その初回を10対10のイーブンにつけました。
サウスポー同士の一戦。まずウィリアムスがプレッシャーをかけ、先制のダウンを奪います。しかし初回終了間際、今度はマルティネスがお返しのダウン。ダメージはウィリアムスの方にありました。
その後、最終回まで打ち合いが続きます。驚いた事に、身長・リーチで下回るマルティネスがガードを下げてアウトボクシングを展開。ウィリアムスのパンチをスイスイと外し、カウンターを決めていきました。もみ合いになっても、若干アルゼンチン人に分がありました。
これまで見せたことがないウィリアムスの非的確なパンチ、そして被弾率。長身のサウスポー。しかも手数があるので対戦者にとりやりづらい選手には変わりありません。しかし難攻不落選手ではない事を暴露してしまいました。自身が望むケリー パブリックやバーナード ホプキンス(共に米)との一戦が実現した場合、ボクシング以前に体格負けをするでしょう。ウィリアムスにとり、スーパーウェルター級が上限ではないでしょうか。
個人的にはマルティネスの王座を賭け、スーパーウェルター級での再戦が見てみたいです。
コメント
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