大磯図書館国府分館へ行って来た。
茄子の農家へも行ったが売り切れで、その先の農家へ行って茄子を買ったが、品質は比べ物にならない、でも廉かった。
どうも自転車をぶっ飛ばす感覚が無く、ペダルを押す足が重かったが、図書館前に駐輪した時に発電機が作動していたことに気が付いた。
これじゃあ重いわけだ、2,3日気付かず、これで走っていたんだね。
まあ、負荷を掛けてトレーニングした訳だから、それはそれでいいけど。
家に帰って来て、ゴーヤと鉢物に水をやり、風呂に入った。
観念して早めに家を出たので、風呂から出たのが17:20だった。
8畳で音楽を聴きながら涼んでいるが、加齢に拠る足の筋力の衰えで無いことが分かり、実に気分がいい。
ここの所、色々な本を摘まみ読みしているが、その中で池波正太郎が編んだ光文社知恵の森文庫「酒と肴と空の旅」を割と長い時間読んでいる。
2008年に文庫化された時に直ぐに買って読んだが、元々は1985年に新潮社から出た本で、如何にも酒飲みで旅好きの人の受けを狙った企画だ。
田中小実昌、吉田健一、安岡章太郎から始まり、獅子文六、高橋義孝、金子信雄、立原正秋、山口瞳、丸谷才一、江國滋、邱永漢、檀一雄、小島政二郎、団伊玖磨、吉行淳之介、水上勉、向田邦子、北杜夫、開高健等、馴染みの作家が続き、トリが阿川弘之だ。
掲載された文章のほとんどは、それぞれの作家の本で読んでいて、文壇がまだ存在していた頃の作家たちだ。
例えば日本3大食エッセイとくれば、吉田健一「私の食物誌」邱永漢「食は広州にあり」檀一雄「壇流クッキング」が当時の相場で、夫々個性的な傑作で、どれだけ繰り返し読んだことか。
吉行淳之介「贋食物誌」丸谷才一「食通知ったかぶり」開高健「最後の晩餐」をひそかに裏3大食エッセイとし、やはり繰り返し読んだ。
もちろん、高橋義孝、向田邦子、小島政二郎、団伊玖磨にも優れた食エッセイがあり、これも繰り返し読んだ。
食を生業としていたことも有るが、根本的には飲み喰いが無上に好きだったからね。
お陰で随分楽しませてもらったが、この年になってダイエットなどと云ってるような不具合もある。