キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

小田原で

2019年05月09日 | Weblog
半年に一度小田原の歯医者へ通っているが、朝10時の予約だったので割とあわただしく出かけた。
せっかく急いで出かけたのに、駅に着くと東海道線の下りが事故で20分遅れていた。
10時に間に合わないかと危ぶんだが、きちんと10時前に着いた。
歯の状態は前回とあまり変わらず、まあこの年になって急に良くなることも無いだろうから、死ぬまでこの状態を保つことだ。
もっと歯の状態が良かった若いうちに歯磨きをきちんとやっていれば、こんな悲惨な状況にはなっていないのだが、物事っていうのは喪失しないとその存在の有難味を感じないもんだから、こうなった以上は低空飛行でも飛び続けることだ。

11時過ぎに診療が終わり、和菓子屋へ行き、大福、柏餅、栗饅頭を15個買った。
二宮の和菓子屋は去年ずべ手廃業してしまったので、他所の町へ出ると和菓子を買う事が多くなった。

駅ビルの有隣堂でペンケースを見たが、プラスティックや合成皮革のものも安くあったが、なんでこんなにちっちゃいのに高いんだと思いながらも、革製のオレンジ色のものを買った。
本は中公文庫で小泉武夫が灰について書いたものが出ているはずで探したが見当たらなかった。
新しい新書が出ていて、小熊英二「私たちの国で起きていること」朝日新書と水野和夫・山口二郎「資本主義と民主主義の終焉」祥伝社新書の2冊を買った。
帰りの電車で「資本主義と民主主義」を読んだが、平成を何となく生きてきてしまったので、お二人が31年間の社会情勢を振り返っていて、過去の時間を意識的に感じる事が出来ていい本を買ったなあと思った。

小熊英二は何故か10年くらい前に書店で手に取り数冊読んだ、最初に読んだ本が気に入ったのだろう。
この本は朝日新聞に書いた論評を纏めたものだ。

家に帰ると妻が昼に予定していたヒレカツを揚げていた。
肉と青菜の炒め物も作ってあり、こういった時には茹でた野菜を出せよといったらいきなり膨れた。
他に千切りキャベツ、ヒジキ煮、味噌汁とキャラぶきも出してあり、炒め物が無ければバランスのとれたいい献立だったのにねえ。
食後に大福と柏餅を食べてみたが、柏餅はそこそこ、大福は美味かった。
コメント
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