キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

旧正月

2019年02月06日 | Weblog
昨日は旧正月だった。
中国では700万人が海外旅行に出かけたらしいが、日本人も50年くらい前にこぞって海外へ出かけて、不評をかっていたなあ。
渡航先はタイに続いて日本が二番人気、三番人気がマレーシアらしいけど、近場の人気が高い、日本が浮かれていた頃はハワイとパリの人気が高かったような気がするけど、中国人の方が地に足がついているのかも知れない。
その後生活が豊かになり、それほど海外旅行が欲望をそそらなくなったが、今、最も欲望をそそることって何だろう。
もし僕が若かったら女なのかもしれないが、欲望の大半がセックスだから年を取ってフィジカルが衰えると全く減退してるね。
それでも少しは性欲を満たしたい気持ってあるんだけど幻想の中でだな。
どちらかというと女に対して求めるのは永遠の愛ってやつで、これは現実に出会うことって本当に稀で今となってはほとんど可能性が無い、これも幻想の中でのお話か。
そう考えてみると、物質的な豊かさに満たされた今の若い人たちがリアルな世界より、ヴァーチャルな世界に惹かれるってのちょっと分かるような気がするなあ。

西部邁がもう30年前から、退屈で面白くないニヒリズムに覆われた世の中で、大衆は金持ちや権力者を引きずり下ろす集団リンチを楽しみにしていたことを指摘したが、それが相変わらず今も続いていて新たな楽しみ=価値が見出されてないってことだ。
犯罪も貧困からだったのが、価値=規範の喪失が原因と思われるようなものが多いもんね。
さてこの世の中を如何に変えてゆくかが問題ではあるが、西部邁は言論は虚しいと言って自死しちゃった。
僕一人で思い悩んでみたところでどうにもならないが、ブログっていうのが出てきて、老人の繰り言を書いていても迷惑がられないし、多少の読者もいてくださるので、空語ばかり書かなければ、少しは世の中に影響を与えるかもしれない。



昨日は10時前に娘のところへ行きパチに餌をやってトイレの掃除をしてから横浜に出かけた。
石川町に少し早めについたので、待ち合わせの反対側へ降りて、昔お世話になった大原先生のところを捜したが、ラブホテルばっかりで医院は、跡形もなく無くなっていた。
根岸線を潜り、中華街に入って大回りにホテルまで歩いたが、思いがけず昔よく来ていたスペインバルがあり、大原医院は昔と言っても30年前、スペインバルは5年ほど前のことだったなあと、昔と云っても差があるなあと思ったりした。

来る輸出入サービスエンターOB会についての相談で、ガーデンホテル2階のフレンチでかつての同僚と待ち合わせた。
このかたは独立して成功されているので、お会いするだけでも嬉しい。
魚料理を食べてベリーAを飲みながら、1時間半昔ばなしで愉しくし過ごした。
OB会当日は都合で参加できないのでと寄付をいただいた。


1時過ぎにJRAに行きTJLを聴きながら友人に会った。
この日は特別ゲストとして竹内直Asが入ったので、いつもと違い音に厚みがあって豪華だった。
この人のAsを聴くのは2度目だが、前の時も印象深く、エモーショナルな音を出すんだが、運よく遭遇したね。
高校生のオネエチャンなら、こういうのエモッテルって云うらしいよ。

伊勢佐木町のBOで30分ほど過ごしたが、残念ながら欲しい本が無かった。
桜木町まで歩き、「美濃屋」で山葵味の柿の種100gを三つ作ってもらった。
3時から入ったというオジサンに会えた。

横浜に出て藤沢で降り、BOとジュンク堂に寄ったが、欲しい本が無かった。
こういう日もある。

コメント
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