「シルヴィア」キャスト変更

  NBSの公式サイトの こちらのページ で、7月のロイヤル・バレエ日本公演「シルヴィア」にタイトル・ロールで出演する予定だったゼナイダ・ヤノウスキーが、妊娠のために出演できなくなったことが発表されました。

  ヤノウスキーが出演するはずだった回は、たぶんマリアネラ・ヌニェスが踊るのだろうけど、それだとヌニェスにとってはかなりな負担になるだろう、と思って注目していましたが、ヤノウスキーが出演予定だった2回のうち、1回はヌニェスが、もう1回はローレン・カスバートソンが踊ることになりました。

  それにともなって、ティアゴ・ソアレス(オリオン役)の出演回数が2回増えて、彼はなんと3回オリオンを踊ることになりました。そして、それぞれ2回ずつオリオンを踊るはずだったギャリー・エイヴィス、ヴァチェスラフ・サモドゥーロフは1回のみの出演となりました。

  いちばんの驚きはやはりローレン・カスバートソンです。私は彼女の踊りを1度しか観たことがなく、しかもそれは「眠れる森の美女」第三幕、ブルー・バードのパ・ド・ドゥです。特に印象に残ったという記憶もありませんが、全幕で観ればまた違うかもしれません。

  とわざわざ書くのは、私はカスバートソンが主演することになった回を観るからです。カスバートソンの踊りがどんなものなのかは、実際に観てみないと分かりません。でも、彼女が当初は今回の日本公演の「シルヴィア」の主役にキャスティングされていなかったことには、それなりの理由があったのだろうと思います。

  とはいえ、ギャリー・エイヴィスがオリオンを踊る唯一の回を観ることができるのは嬉しいです。それに、カスバートソンはイギリス人(デヴォン出身)で→ロイヤル・バレエ学校卒→卒業と同時にロイヤル・バレエに入団、という異色の経歴(笑)の持ち主です。そうした久々のロイヤル純粋培養のダンサーが主役を踊る舞台を観られるとは、これはきっととても興味深い経験になるでしょう。

  けどやっぱり心配だから、良い思い出とする保険として、マリアネラ・ヌニェスかサラ・ラムが踊る回も観ようかな~、と思い、ちょっと脳内で調整してみました。

  私はサラ・ラムの踊りには以前に好印象を持った記憶があるし、サラ・ラムは「眠れる森の美女」の主役にもキャスティングされているので、できればサラ・ラムの主演する回を観たいです。ですが、それだと同じ日に昼と夜と連続して観ることになります。これは疲れるので避けたいところです。

  となるとヌニェスということになりますが、私は「眠れる森の美女」でヌニェスの主演する回を観るのです。「シルヴィア」は違うダンサーで観たいです。また、ヌニェスについては、私は彼女がファースト・ソリスト時代に踊った「オネーギン」(オリガ役)では彼女に好印象を持ったものの、プリンシパルに昇格した後に踊った「マイヤーリング」(ミッツィー・ガスパール役)ではがっかりした記憶があります。ヌニェスの主演する「眠れる森の美女」を観ることにしたのは、ただ単に自分のスケジュールと相談して、消去法で選んだ結果です。

  疲れてもサラ・ラムの回を観るか、体力的・精神的余裕を選んでマリアネラ・ヌニェスの回を観るか、う~ん、どうしませう。

  ところで、ゼナイダ・ヤノウスキーさん、本当におめでとうございます。どうぞご無事に出産されますように。
  クーパー君の奥さん、サラ・ウィルドーにわずか数ヶ月遅れるのみの妊娠です。きっと良きママ友となることでしょう。
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