近況


  またまたお久しぶりです~。花粉症になったり、一時帰国した姉につきあったり、仕事が忙しかったり、フェデラーが負けて(ソニー・オープン)落ち込んだりで、ブログを書く時間と気力がなかなかありませんでした。

  今年の花粉症は喉に来てます。外に出ると途端に咳が出ます。ひどいときには咳き込んでしまって止まりません。乾燥と花粉に加えて、噂のPM2.5なんかのせいもあるのかしらね。

  姉とは1年ぶりの再会でした。普段もメールのやり取りはしていますが、直に話すと、メールとは比べものにならないくらい、深く話しこむことができますね。姉とはずっと仲良しだったわけではなく、どの家庭の兄弟姉妹にもあるだろう葛藤も経てきました。数年間も連絡を一切とらなかったことさえありました。

  でもお互いに年をとり、互いがいろんなことを経験してきた今、私が言葉でうまく説明できないことも、姉はすぐに理解して、私の味方をしてくれます。私が悔しい思いをした出来事を聞いて、その出来事の本質を鋭く悟り、自分に起きた事のように憤ってくれます。血がつながっているというだけで、姉妹というのはこんなに意思が通じるものかと驚き、また心強く思いました。

  仕事のほうは、3月と4月ってもともと忙しいので仕方ないよね。特に4月からは何かしら環境が変わるから、それだけで疲れ果ててしまって、慣れるまでには時間がかかるでしょう。これも花粉症と同じく毎年のこと。4月は今にもましてブログの更新ができなくなると思います(今から言い訳)。

  バレエのほうは、3月は鑑賞しません。4月は新国立劇場バレエ団の『カルミナ・ブラーナ』を観に行きます。運命の女神フォルトゥーナ役が湯川麻美子さんと米沢唯さんの回を1回ずつだったかな。『カルミナ・ブラーナ』は演出と振付がよいし、音楽自体ですでに昂揚するから、元気をもらえそう。

  来年度は仕事がまた少しきつくなるので、バレエを観る回数もいよいよ減りそうです。どのみち、土日とか祝日とかじゃないともう無理。平日の仕事帰りに鑑賞する体力がもうなくなっちゃったし、平日に無理して観たら観たで、次の日へろへろになっちゃう。もう無理のきかない体ざんす。やーね。

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またテニス観戦三昧


  GAORAのおかげでテニス観戦できるのは楽しいです。お気に入りの選手が増えました。ウクライナのオレクサンドル・ドルゴポロフ(Alexandr Dolgopolov)です。ウクライナの選手だから同情してるわけじゃ全然ないです。ドルゴポロフはすごく個性的で魅力的なプレーをする選手だからです。感じもすごく良い。

   (←この人がドルゴポロフ)

  ロン毛を後ろでおだんごに束ねて、前髪をカチューシャみたいなピンで止めてるなでしこジャパンみたいな髪型に不精ヒゲで、これだけでかなり印象が強いです。サーブの仕方、ボールの打ち方は非常に独特で、サーブやリターンを打つ動作とタイミングがすっごい速いし、姿勢と動きもすっごい独特です。最初に見たときは「なんじゃこりゃ!?」と思いましたが、慣れてくるとこれがまた魅力的で、目が離せません。

  ドルゴポロフの爆速な鋭いサーブとリターンは、決まればほぼ確実にポイントを取れるんですが、決まらずにミスになってしまう確率もアホ高いです。天才的だけどまだ粗い感じです。でも、ドルゴポロフはミスが増えても、安全策を採って無難にボールを入れるということを絶対しません。どんなにミスしてもめげない。ひたすら攻撃的。あきらめない。

  ミスすると大ぶりな仕草をしたり、怒鳴ったり、ラケットを叩きつけたりするんだけど、なぜかわるい印象を与えないんですね。逆にほほえましい、かわいいとさえ思ってしまう。ベンチには使い終えたラケット、穿き替えた後のシューズ、タオルが無造作に散らばっていて、ガサツそうなところも気に入りました。

  中肉中背で、顔は子どもっぽい、かわいらしい感じです。アバタのせいもあるかも。不精ヒゲ生やしてるけど。いちばんいいのは、悲壮感がまったくないことです。インタビューではどうしてもウクライナの情勢について聞かれてしまうので、そういった質問には答えてるみたいですが、試合中に「私はウクライナの悲劇を背負って頑張ってます」的な雰囲気をまったく漂わせません。めちゃくちゃ明るいです。

  こういう選手が台頭してきたのはいいですね。ロジャー・フェデラー、ガエル・モンフィスに続いて、脳内にお気に入り登録しました(愛称はドルちゃん)。

  ソニー・オープン準々決勝で、フェデラーが錦織選手に負けたのにはびっくりしました。ただ、ソニー・オープン2~4回戦でのフェデラーの試合は、たとえスコア上はどんなにフェデラーが強かろうが、正直なところ見ごたえがなかったです。

  いちばんつまんなかったのは、2回戦の対イヴォ・カルロヴィッチ戦です。互いにサービス・エース、サービス・ポイントでキープしあってるだけのように見えました。第1セットは、試合の序盤でプレーが不安定だったカルロヴィッチの隙を突いてブレークしたフェデラーが、そのまま第1セットを取りました。

  しかし第2セットは、まるで壁対壁みたいな試合になってました。フェデラーがタイブレークを取って勝ちましたが、ビッグ・サーバーを巧妙に切り崩していくフェデラーが見られなかったのは物足りませんでした。

  3回戦のティエモ・デ・バッカー、4回戦のリシャール・ガスケとの試合は、フェデラーが壁みたいになって相手をまったく寄せ付けず、相手は勝手にミスしまくって自滅したという印象です。一応録画しましたが、こんな試合は二度と観ないだろうと思って消去しました。

  ドバイ・デューティ・フリー選手権やインディアン・ウェルズの大会でのフェデラーのほうが、ハラハラさせられるときもありましたが、生き生きと楽しそうにプレーしていたように思います。観戦している私も楽しかったですから。

  ソニー・オープンでのフェデラーは絶好調だったんでしょうが、私はつまらなく感じました。ただ、今にして思えば、3大会連続出場ということもあって、準決勝と決勝を見据えて省エネでプレーしてたんでしょうね。それが、準々決勝で錦織選手が死に物狂いでぶつかってきたので、慌ててしまったんでしょう。油断大敵。鉄の壁の中にこもっていたフェデラーを引きずり出し、ストローク戦に持ち込んだ錦織選手は見事。格下選手に敗れたということで、またフェデラーがスランプに陥らなければいいのですが。

  ……たった今、錦織選手が股関節の痛みのため、ノヴァク・ジョコヴィッチとの準決勝を棄権したとGAORAの実況中継が報じました。錦織選手本人の記者会見の映像も流れました。火曜日4回戦の対ダヴィド・フェレール戦から痛みがあって、昨日(木曜日)から痛みがひどくなり、今日(金曜日・準決勝当日)は動けないほどで、試合ができる状態ではないということです。

  ………ちょっと待ってよ。フェデラーに勝った次の試合であっけなく負けてしまう格下選手が去年は複数いましたが、ごめんなさい、そういった選手たちに対する怒りに似た感情を今、錦織選手に対しても感じています。怪我だから、故障だから仕方ないという意見には完全には納得できない。錦織選手は普段から棄権が多いという印象があります。今回の股関節痛もかなり前からあった慢性の疼痛だったということで、ならばプロの選手として、また棄権を回避するために、体調管理や体力のペース配分はどうしていたのかと聞きたい。

  それに、フェデラーは去年の今ごろ、朝起きたときに動けないほどひどい腰痛に苦しんでいたという。でも黙って試合に出続けて、そして負けてはメディアとファンのひどいバッシングを受けた。それでもフェデラーは、負けたのは腰痛のせいという言い訳を一切しなかったし、腰痛を理由に棄権もしなかった。どうしてもそれを考えてしまう。

  …落ち着こう。気を取り直して。

  ポイントのシステムが私にはよく分かりません。でも要は、「貯めたポイントは1年間のみ有効」ということなんでしょ?同じ大会だと、今年の結果が去年の結果と同じかそれ以上じゃないと、ポイントが差し引かれてしまうんでしょ?

  フェデラーは2月の末から休みなく3大会に連続出場して、優勝(ドバイ)、準優勝(インディアン・ウェルズ)という成績を収めてしまいました。だから、今回のソニー・オープンでは、準々決勝という適当なところで負けてよかったんじゃないかと思います。去年はこの大会に出てないから、増えるポイントはあっても、減るポイントはないんだろうし(たぶん)、来年もこの3大会に連続出場して、同じような好成績を残すなんて大変でしょ。

  若い選手と違い、フェデラーは自分のキャリアを長期的に見据えて、無理のないスケジュールを組んで、着実にポイントを取ってランキングを上げられるようにしたほうがいいですから。次はマドリッド・オープンですが、去年の大会では、腰の怪我による休養から復帰したばかりのフェデラーは結果を残せませんでした。でも、そのぶん今年はポイントが稼げる可能性大。その後はイタリア国際で、これは去年、フェデラーは決勝まで行っちゃったはず。マドリッドでポイント稼いで、全仏オープンで第4シードまでに入れるといいね。

  ところで、フェデラーは最近、いわゆる「ビッグ・サーバー」と呼ばれる選手との対戦が多かったですね。彼らを見ていて思ったんだけど、ティエモ・デ・バッカー(193センチ)、ケヴィン・アンダーソン(203センチ)、ジョン・イスナー(208センチ)、イヴォ・カルロヴィッチ(211センチ)の4人で、『進撃の巨人』のモノマネをしてくれないかなあ。絶対ウケると思うんだけど。

  で、毛深いフェデラーには、ペナルティ・ワッキーのネタ「男性ホルモン受信中」のモノマネをしてほしい。うわ、フェデラー・ファンのみなさん、ごめんごめんごめんってば。

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