冥官・小野篁が京都の一角に「からくさ図書館」を構えてから一年。
“偽書”を紐とき“道なし”を天道へ導く。
そんな篁たちの役目は、現世にも天道にも豊かな縁を結んでいた。
愛弟子・時子が自らの成長の証と向き合うなかで現れた“道なし”は、
伊勢神宮に仕えた最後の斎宮・祥子内親王。
時子が篁に提案したのは、からくさ図書館に集うお客様の力を借りる方法で……。
ひと巡りする季節。長い時を越え、時子が篁に贈る歌。
二人は、かけがえのない春へと歩き出す――。
悠久の古都で紡ぐライブラリ・ファンタジー、第六集。
シリーズ最終巻。
『餅花びより』の女の子に泣かされたし、
『ふたりの斎王』では斎宮・祥子との出会いがあり、
時子がどんな選択をするのかソワソワしたりした。
読者も篁と共に時子の成長を見守ってきた感があるからね。
それより最終巻だと思って読んでなかったから気付いた時はビックリ!!
なんとも名残惜しい限りです。
第二十回(最終回) 『月光院』
喜世=左京の方(武井咲)が命がけで産んだ鍋松は元気に成長する。
将軍家宣(平山浩行)からほうびをと問われ、喜世は浅野家再興を願い出た。
6年ぶりに再会した父や兄はその報告と喜世の姿に喜ぶ。
しかし家宣は病に倒れる。
そして喜世と鍋松を病床に呼び、次期将軍は鍋松に決めたと告げる。
幼い鍋松には無理と戸惑う喜世だが、それが家宣と交わした最後の言葉になる。
我が子が将軍家継となり、将軍生母の名誉を与えられるが、
自分の人生がまた終わったと感じた喜世だった。
しかし…。
家宣からの褒美を聞かれ、浅野家再興を願い出た左京。
浅野家は御家再興となる。
鍋松は元気に育っていたが、家宣は病に倒れる。
家宣は鍋松を次期将軍に決めた後、お亡くなりに。
鍋松は家継と名を改め将軍となり、左京は将軍生母へ。
左京は落飾し名を月光院と改めた。
終わって思ったことはこれで終わり?でした。
なんとも中途半端な・・・
忠臣蔵がメインの話ではないから仕方ないのかもしれないが、
大奥の話いらなかった~( ̄д ̄;)
やっぱり忠臣蔵は四十七士が切腹するまでが面白いと思う。
間部の出番も少ないし、
十郎左衛門とそっくりにしたことも活かされてない。
どうせだったらもう少し長くして、
左京と間部のあれこれやらまでやれば良かったのにな~と。
ま、何はともあれ、福さまお疲れ様でした。
終わったの大分前だけどね(笑)
3月中に見終わって良かったわ。
第一回 第二回 第三回 第四回 第五回 第六回 第七回 第八回 第九回
第十回 第十一回 第十二回 第十三回 第十四回 第十五回 第十六回
第十七回 第十八回 第十九回