第十三回 『別れの雪』
四十七士が吉良邸の表門と裏門に別れ、整然と突入して行く。
きよ(武井咲)も駆けつけた。
この目で十郎左衛門(福士誠治)らが本懐遂げる姿を見届けようと、
きよとその兄、善左衛門(大東駿介)や條右衛門(皆川猿時)ら
討ち入りには加われない者たちが、門の外で耳を澄ます。
突然しんと静まり返った次の瞬間、かちどきが上がった。
門が開き、出てきた隊列の中に、愛しい十郎左が。
点呼のための蜜柑を渡しながら、近寄るきよ。
最後の言葉を交わした十郎左は消えていく。
一行は泉岳寺を目指して雪のまぶしい朝の道を歩く。
人々が噂を聞きつけて集まってきた。
きよはその人ごみの中に父の姿を見つける。
林昌軒から一歩も出ることなく生きてきた元哲(平田満)も、
赤穂義士を見送ったのだ。
人ごみに押し流され、よみがえってきた
十郎左衛門の思い出にふと立ち止まりながら、
ようやくきよが泉岳寺に着いた時には、門は固く閉ざされていた。
そこに出てきた條右衛門(皆川猿時)から
十郎左衛門らが四家に預けられて沙汰を待つことになったと聞く。
おそらく切腹となろう。
その一言に堰を切ったように泣き出すきよだった。
討ち入りです。
分かってはいたけど戦闘シーンはなしです。
残念無念。
やっぱりあたしは恋よりも忠臣蔵ストーリーが良かったな~とつくづく思った。
まぁ、それを言っちゃ~お終いだね(-∀-;)
赤穂浪士は亡き殿の無念を無事に果たすことができたわけだけど、
これから待っているのは死のみ。
切腹かぁ・・・
十郎左衛門のお姿も残り僅かか。
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