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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

我が村の横綱椎茸

2009年01月18日 15時46分32秒 | えいこう語る
私が20代の頃、会社の同僚に40代の独身女性がいた。
仕事で少し失敗すると「どうせ私は、虐げられたシイタケだから」と、すねていた。
「虐げられたシイタケ」。シイタケを見るたび病弱だった彼女を思い出し、なぜかものさびしい感じになる。
私の村の山の中で、シイタケを栽培している人がいる。
川のそばの仕事場、今は周囲が雪に囲まれ、煙突から白い煙だ立ちのぼる景色がステキだ。勿論四季の移ろいがきれいだ。美しい風景にはおいしいシイタケが育つ。
時々規格外のものを安く購入しているが、先日、見事なシイタケがあるのを知り購入してきた。
武者小路むねあつ?と呼びたいくらい「かさ、いしづき」共に申し分なく、丸々太っている。シイタケの横綱といっても過言で無い出来ばえだ。
さっそくすき焼きで試食。
「肉殺し」とはこのことだ。肉をよけて箸が直行する。
そのシイタケ、名前がいまいちで「箱入り娘」と名付けられているようだ。
まさか「肉殺し」などとは名付けられない。
シイタケを作っている方の名前は「五ノ井梅次郎」さんという洒落た名前だ。
北海道椴法華村産椎茸「五ノ井梅次郎」
北海道椴法華村産「梅次郎椎茸」なんて、ネーミングがいいのではないかと、お昼の告別式に隣にすわった、梅次郎さんの息子さんのお嫁さんに話した。
木に植え付ける椎茸の菌を、改良を重ねて今日に至ったらしい。
冬場しか収穫できないものだという。
永年この村に住んでいても、まだ知らない、素晴らしいものがあるものである。
昨晩に続き今夜もすき焼きだ。
横綱の相撲を楽しみながら「梅次郎椎茸」で、熱燗を楽しみたい。


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (■かわぐち えいこう)
2009-01-20 12:44:23
やまちゃんへ。『梅次郎椎茸』いい響きですね。このお父さんの山では、先代が梅ノ木を植え、梅干を漬けて販売し、とても評判だったと聞いています。
息子に梅次郎とは、洒落ていますね。30年ほど前京都の民宿に泊まった時の宿の主人が、梅次郎さんでした。宿の名も『梅次郎』でした。宿のちかくで祭りがあったので見物していたら、その梅次郎さんが寄ってきて話しかけます。「北海道から来た」と話すと「酒飲んでいけ」といって、ゴチになりました。梅次郎さんという名は、みんないい人です。
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Unknown (■かわぐち えいこう)
2009-01-20 12:35:33
花てぼさんへ。道北に、以前図書館の貸出率が日本一といわれた勉強熱心な町があります。そこの山には巨大なマツタケモドキが生育しているそうです。あまり大きすぎて、一般には出回らず、マツタケの香りがするので、香り付けとして、本州のメーカーが購入しているらしいのです。その話を聞いたので、商品名「熊のデカ00」とつけたらと冗談で言ったら、地元の商工会新聞にそのことが掲載されたと聞きました。実際その新聞見なかったので、真意のほどはわかりませんが、真面目な友人が言いましたので本当だと思います。
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Unknown (やまちゃん)
2009-01-19 10:39:23
さぞかし美味しい 梅次郎椎茸 でしょうね。すき焼き 熱燗 とくれば最高ですよ。雪も深く 寒いでしょうが 熱燗で温まりますよね。
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Unknown (花てぼ)
2009-01-18 16:37:33
北海道はおいしいものばかり。はい、わかっています。のらりくらりとぬくぬくと生活している者はそういうものにはありつけないのです。
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