私が20代の頃、会社の同僚に40代の独身女性がいた。
仕事で少し失敗すると「どうせ私は、虐げられたシイタケだから」と、すねていた。
「虐げられたシイタケ」。シイタケを見るたび病弱だった彼女を思い出し、なぜかものさびしい感じになる。
私の村の山の中で、シイタケを栽培している人がいる。
川のそばの仕事場、今は周囲が雪に囲まれ、煙突から白い煙だ立ちのぼる景色がステキだ。勿論四季の移ろいがきれいだ。美しい風景にはおいしいシイタケが育つ。
時々規格外のものを安く購入しているが、先日、見事なシイタケがあるのを知り購入してきた。
武者小路むねあつ?と呼びたいくらい「かさ、いしづき」共に申し分なく、丸々太っている。シイタケの横綱といっても過言で無い出来ばえだ。
さっそくすき焼きで試食。
「肉殺し」とはこのことだ。肉をよけて箸が直行する。
そのシイタケ、名前がいまいちで「箱入り娘」と名付けられているようだ。
まさか「肉殺し」などとは名付けられない。
シイタケを作っている方の名前は「五ノ井梅次郎」さんという洒落た名前だ。
北海道椴法華村産椎茸「五ノ井梅次郎」
北海道椴法華村産「梅次郎椎茸」なんて、ネーミングがいいのではないかと、お昼の告別式に隣にすわった、梅次郎さんの息子さんのお嫁さんに話した。
木に植え付ける椎茸の菌を、改良を重ねて今日に至ったらしい。
冬場しか収穫できないものだという。
永年この村に住んでいても、まだ知らない、素晴らしいものがあるものである。
昨晩に続き今夜もすき焼きだ。
横綱の相撲を楽しみながら「梅次郎椎茸」で、熱燗を楽しみたい。
仕事で少し失敗すると「どうせ私は、虐げられたシイタケだから」と、すねていた。
「虐げられたシイタケ」。シイタケを見るたび病弱だった彼女を思い出し、なぜかものさびしい感じになる。
私の村の山の中で、シイタケを栽培している人がいる。
川のそばの仕事場、今は周囲が雪に囲まれ、煙突から白い煙だ立ちのぼる景色がステキだ。勿論四季の移ろいがきれいだ。美しい風景にはおいしいシイタケが育つ。
時々規格外のものを安く購入しているが、先日、見事なシイタケがあるのを知り購入してきた。
武者小路むねあつ?と呼びたいくらい「かさ、いしづき」共に申し分なく、丸々太っている。シイタケの横綱といっても過言で無い出来ばえだ。
さっそくすき焼きで試食。
「肉殺し」とはこのことだ。肉をよけて箸が直行する。
そのシイタケ、名前がいまいちで「箱入り娘」と名付けられているようだ。
まさか「肉殺し」などとは名付けられない。
シイタケを作っている方の名前は「五ノ井梅次郎」さんという洒落た名前だ。
北海道椴法華村産椎茸「五ノ井梅次郎」
北海道椴法華村産「梅次郎椎茸」なんて、ネーミングがいいのではないかと、お昼の告別式に隣にすわった、梅次郎さんの息子さんのお嫁さんに話した。
木に植え付ける椎茸の菌を、改良を重ねて今日に至ったらしい。
冬場しか収穫できないものだという。
永年この村に住んでいても、まだ知らない、素晴らしいものがあるものである。
昨晩に続き今夜もすき焼きだ。
横綱の相撲を楽しみながら「梅次郎椎茸」で、熱燗を楽しみたい。
息子に梅次郎とは、洒落ていますね。30年ほど前京都の民宿に泊まった時の宿の主人が、梅次郎さんでした。宿の名も『梅次郎』でした。宿のちかくで祭りがあったので見物していたら、その梅次郎さんが寄ってきて話しかけます。「北海道から来た」と話すと「酒飲んでいけ」といって、ゴチになりました。梅次郎さんという名は、みんないい人です。