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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

貝話

2011年10月21日 11時35分25秒 | えいこう語る
10月末のとどほっけ銚子海岸は、夏のような若者のエネルギッシュなサーフィンの姿は見受けられない。
数人が波を待っているが、どこかエレガントなライディングを見せている。
秋の海岸は、ちょっぴりオシャレな雰囲気が漂っているのだ。
波打ち際には数百メートルにも渡り、小さな貝殻が夥しい数で日向ぼっこをしている。


耳を澄ますとなにやら囁いているのが聞こえる。
帆立貝の稚貝が囁く、ベーリング海から戻って来た鮭たちとの貝話である。
「家屋の破片や漂流船が随分流れているし、なんだか海水が薬品臭い味がするけど、何かあったのかい」。
「3月11日に、三陸沖で地震が発生し、大津波が来て多くの町が壊滅した。その後福島第一原発で事故があり、火災が発生しそれを消火するため多量の海水を使い、その放射能に汚染された海水を海に流したんだ。今、海の中は大変危険な状況にさらされている」と教えたんだ。
「じゃ、三陸の川に遡上する仲間は、放射能を浴びてしまうのだろうか。産卵が心配だな」と鮭は言ったという、貝話が私には聞こえてきた。
夥しい稚貝たちも、海の環境悪化で死んでしまったのかなと、ふと考える。
もし私が女性なら、ネールアートをするんだけれどと思い、貝を拾い真似てみた。ついでに指輪も。


縄文の女性たちもこのようなオシャレしていたのかなと、想像してみる。
「意外ときれいだわね」と、妻が写真を写してくれた。


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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown ()
2011-10-21 15:58:32
うーーん お洒落~~~。
こういう遊び心をもって過ごしたいと思いました。
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Unknown (深山 霞)
2011-10-21 19:21:18
私の指は、海のゆび 昔のことを懐かしむ。
えいこうさんらしい、ロマンチックな写真ですね。
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Unknown (花てぼ)
2011-10-21 22:57:20
貝を並べるの。ああでもない、こうでもないと何度も並べ直した結果のアートなのだろうと思います。私もこんなかわいい、きれいな貝をもらったら写真を撮る配置を随分考えることでしょう。

ネイルアート。妻をも感心させるおもしろい発想。花てぼもこのようなゆとりあるかわいい女でありたい。へへへ。
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Unknown (■かわぐち えいこう)
2011-10-22 12:26:22
Pさんへ。田舎の退屈すぎる日常です。退屈さんと友だちになれば、退屈さんからちょっぴり楽しいことを教えてもらえます。
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Unknown (■かわぐち えいこう)
2011-10-22 12:32:03
深山さんへ。なんだか金子みすずさんの詩のようですね。秋の海岸を散歩すると、詩人のような気持ちになれるのですが、詩が浮かんできません。トアエモアさんが歌う「誰もいない海」も素敵ですが、私は越路吹雪さんのその歌を、口ずさんでしまいます。
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Unknown (■かわぐち えいこう)
2011-10-22 12:38:29
花てぼさんへ。貝自体が皆美しいので、並べ替えたりはしませんでした。むしろ、それを引き立てる、下地の布のような存在になりたいものだと考えていました。私がもし女性に生まれたら、パーティーには貝殻のネールアートで出かけるでしょうね。ドレスは薄いブルーで、背中に「海」という、花てぼさんの書を書き込んだものを着て!?
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