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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

大間原発と日本国憲法

2014年06月14日 10時38分46秒 | えいこう語る
▼5月3日、函館市が国と原発建設会社を相手取って訴訟を起こしたが、工事は着々と進んでいる。
1審判決には5年ほどかかるそうだから、それまでに完成してしまうだろう。
原子力規制委員会の、世界最高基準なるものをクリアーすると、運転は認めなければならないというのが一般的判断だ。
▼原発の近くの海底に大きな活断層があるようだが、これを実際人間の目で確かめるのは不可能だ。
地質学者や地震学者が「ある」といっても、国が御用学者に調査してもらい「ない」と判断すれば、あとは最高裁判所の判決を待つのみだ。
高裁トップを決めるのは総理だ。
お白州で、函館市長は国家反乱罪により、市中引き回しの上磔(はりつけ)と言う結末に違いない。
▼江戸時代でもなかろうに、そんな馬鹿な、といいたいところだが、アベ政権下で「市民の権力」といわれる「民主主義」の最大の武器である「立憲主義の精神」が、亡き者にされようとしているのだ。
つまり「国民主権」である日本国憲法を改正し「国家主権」の国にしようとしているから、そんなことも考えてしまうのだ。
※世界がまた狂気になる前に、美しいものを見て楽しみそれらに歌を捧げよう。ヘルマン・ヘッセ


▼ところで、12日の北海道朝刊一面広告に、驚いた。
大タイトルは「大間原発建設の即刻中止を訴えます」だ。
広告を出したのは、市民団体ですでに訴訟を起こしている「大間原発訴訟の会」だ。
驚くべきはこの広告の費用、匿名の一市民の浄財によるものだという。
広告の文章からは「愛する故郷やその歴史を守るため、市民一人一人の力の集結が必要だ」との、強烈なメッセージが伝わってくる。
▼福島原発事故も省みず、被災された人々の顔を踏みつける「再稼動」。
「基本的人権」を無視し「憲法の骨抜き」をしようとするアベ政権。
控え控え居れ!この紋所が目に入らぬかと、黄門様の出番を待っていても、絶対やってこないのだ。
印籠は「日本国憲法」であって、黄門様は私たち国民一人一人が、その役を演じなければならないのだ。
▼訴訟の会代表の武田とし子さんは,最後にこう叫ぶ。
「止めたい!何としても止めたい!」
函館城は、市民の総力戦で死守しなければならないのだ。
「立ち上がれ函館市民」。
と大声で叫んだところで、目が覚めた。
と同時に、妻もがばっと布団から飛び起き、周囲を見渡していた。
就寝前「総理の器」という本を再読し、終始アベシンゾウの顔が浮かんでいたからに違いない。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (かみお)
2014-06-14 20:27:16
私はあの会を辞めました。インチキ弁護士や訳の分からない連中がたくさんいるからです。右から左までいろいろな方がいます。

道新に全面広告を出しながら、窓口となって多忙の日々を送っているお方に報酬も出さない。手弁当、で裁判を行うと言っているが、実際はかなりの事務費がかかっており、それは会費から出しているとか。物品販売は失敗。敗訴、勝訴しても控訴する、されて2審になった際、大幅に原告を減らすという。工藤としきの大間凍結もインチキだが、あの市民訴訟もかなり悪質だ。
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Unknown (■かわぐち えいこう)
2014-06-15 12:53:01
かみおさんへ。市町連も184の会長さん、考えも様々です。私も6月から総務部長なので、一番突き上げのくるなポジションです。でも体力に自信があるので2年間は大丈夫と思います。何でも自前の参加はひんどいものがりますね。市町連は交通費が若干出るので助かっています。私も訴訟に誘われたが入っていません。
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