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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

独裁者プーチン

2022年03月06日 13時35分43秒 | えいこう語る

【兵士たちよ、不自然な人間、機械の頭と心をした機械人間に、あなたを渡すな、あなたは機械ではない。あなたは牛ではない。あなたは、ひとだ、胸に愛を抱いている。憎んではいけない、愛さないことだけを憎むのだ。愛さないことだけ、そして不自然だけを。兵士たちよ、奴隷制度のために闘うな、自由のために戦うのだ】。

▼1940年制作の映画「チャップリンの独裁者」の中で、ヒットラーによく似た床屋が間違えられて、軍人や大勢の国民の前で演説をさせられたその一説だ。演説終了後、魅了された軍人も国民も大拍手をするシーンだ。

▼この演説を、ウクライナ侵攻が始まってから、ユー・チューブで何度も観た。どこかの国の国連代表が、ヒットラーの姿で演説を行ってほしいものだ。チャップリンのようなユーモアで。

▼まるでロシアとNATOは、オセロゲームのような様相を呈している。この世界ゲームに、傍観者であってはならないという雰囲気が、各国でも起きている。

▼だが世界中が「戦争」で、自国の優位だけを確保しようとすることは、不正義だということを自覚しなければならない。このウクライナ問題を機に、日本国民は自国の【憲法】を学ぶきっかけにして欲しい。

▼【われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しよう務めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、いずれの国家も、自国の事のみに専念して、他国を無視してはならないのであって、政治的道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信じる】。日本国憲法前文より。

▼ロシアを非難するのはいいが、日本政府は、ウクライナに、防弾チョッキなどの防衛装備の備品を提供するという。そうであれば、次は銃や弾薬などもその範疇に入れそうだ。

▼ウクライナ支援はいいが「武器輸出禁止」を改め「防衛装備移転」と名称を変更したため、戦争への参加が、より身近になっていると言う事実も確認して欲しい。

▼「集団的自衛権行使容認」など、すぐ戦争できる名称への改正を行ったものだと、近い将来実感することになるからだ。

▼プーチンが核使用発言をした。我が国も国際問題は「戦争」で解決しなければならないと、本気で思い込んでいるようだ。

▼シンゾウの米国との「核共有」や、サナエの「核持ち込まず」と言う事をないがしろにする発言は、「戦争」に備える意気込みだ。

▼国を守るためウクライナ国民は逃亡せず、勇敢に戦うというのを、政府は改憲への強力なキャッチフレーズに利用しないか。

▼【国を守るのは、国を愛する自国民だ。憲法を改正し、日本人の魂を取り戻そう。それはいつか。今でしょう】。こんな憲法改正のキャッチフレーズが出来そうな、シンゾウとサナエの発言だ。

▼沖縄の女子中学生の詩の一説だ。【戦力と言う愚かな力を持つことで得られる平和など、本当はないということを】と言う言葉は、チャップリンの世紀の大演説と同様に重い言葉だ。

▼田舎おやじの私などは、そんな言葉を発することなどできない。ただ、真に平和を愛する人々の言葉に耳を傾けるだけだ。

▼今日の最後は、英国の作家ギルバート・キース・チェスタントの言葉に耳を傾けたい。
【狂人とは理性を失った人のことではない。理性以外のあらゆるものを失った人である】。



  平和への道を歩いてきたが
  いつか通った道だったようだ
             三等下