函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

コロナ戦争拡大・9条の形骸化進む

2021年04月25日 19時08分51秒 | えいこう語る
▼浮気も2度目なら、最大限我慢のしようもあるが、3度目となれば堪忍袋の緒が切れるというものだというのは、多くの女性の考えだろう。だが3度目を頭を下げて、許してくださいと国民にお願いしたのがスガ総理だ。

▼勿論浮気の話ではない。3度目の「緊急事態宣言発令」だ。コロナ戦争の真っ最中なので、これには国民もしかたがないと諦めるしかない。

▼3度目ともなると、緊急事態の意味が希薄になり、言葉に重みがなくなり、危機感も喪失し、国の方針に従わない者が出てくるだろう。

▼国民がそんな“しかたない感”を持つのを、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで待っているのが、スガ総理だ。コロナ軍の進撃を阻止できない、無能な将軍と揶揄されてもだ。

▼彼には、政治家としての大きな目標がある。【憲法改正】だ。国会で野党に罵倒されても、目的達成のためには、耐え続けるというが、あの卑屈そうな目つきには表れている。

▼我が家に「韓信の股くぐり」という掛け軸がある。韓信とは劉邦が400年続く漢王朝の基礎を築く際に活躍した軍人だ。

▼大勢の前で人の股をくぐる韓信を「つまらないことに意地をたてて、自分の価値を貶めてはならない。韓信のような行ないができる人物が大物だ」というようなことを、母から聞かされたことを思い出した。

▼韓信の器量はやがて疎まれ、劉邦の妻により殺害されたという。忠誠・果敢・寛容・信仰が韓信の信条だったという。

▼シンゾウ政権を8年間も支えたのは、菅義偉だ。この名前、以前から中国の武将のような名前ではないかと考えていた。

▼ふと、菅義偉が韓信に似た人物ではないかと、古い掛け軸の『韓信の股くぐり』の一幅を思い出した。だが、菅義偉の目つきが陰険に見える。人を信じないような目をしている。

▼韓信は傑出した武将だが「だまし討ち」が得意だったともいう。まさしく菅義偉に似ているのではないだろうか。つまり「権謀術数」を働かすのが得意なのだ。

▼3度目の「緊急事態宣言」発令。それに呼応し、大阪では禁酒法?のような自粛も出た。東京では夜間の「灯火管制」のような発言も聞こえる。

▼そんなコロナ騒動の最中、集団的自衛権行使の実践計画が着々と進んでいる。菅・バイデンの会談から【台湾海峡有事】の場合の、自衛隊の出動に係る本格的検討に入ったという。

▼もし、台湾や尖閣で小競り合いが発生すれば、コロナ禍の「緊急事態宣言」をベースに、自民党改憲草案第9章【第98条】【第99条】にある【緊急事態】に持っていこうという魂胆に違いない。

▼自民党改憲草案による【緊急事態】は【戒厳令】を含むと思われる内容だからだ。自衛隊出動となれば【9条改正】は“しかたがない”と、国民はあきらめてしまうだろう。

▼つまり「憲法改正」は、まな板に上がっているのだ。そのことを確信させたのが、20日自民党憲法改正推進本部が、前首相シンゾウを、最高顧問に就任させたという事実だ。

▼北海道新聞には、僅か10行の小さな記事で、数日後新聞を読み返し発見して、驚いた次第だ。こういう記事は、一面トップに掲載してほしいものだ。

▼総理の座を降り「無罪放免」?のシンゾウは、命を懸け【憲法改正】の参謀役を果たすだろう。出しゃばるシンゾウ、目立たないスガ。

▼このコンビで、自民党悲願の【憲法改正】【9条の放棄】を成し遂げる決意だろう。コロナは単なるウイルスではない。

▼【憲法改正への生物兵器】として、スガ政権が国民を揺さぶる作戦に、利用しているのではないだろうか。韓信と菅義偉の共通点は【だまし討ち】ではないかと、妄想にふけ過ぎる私だ。

▼前浜ではサクラ鱒が、定置網に大量に捕獲されたという、うれしい声が浜から聞こえた。そして昨日、我が家の庭の桜が咲いた。

▼真の大和心とは、朝日に匂う山桜花を楽しく美しく鑑賞することであって、散り際の潔さではない。私が以前靖国神社を参拝した時、靖国の桜もそう私に語りかけていた。

   天皇と桜の国にすむ私
             三等下