函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

振り込め詐欺とデジタル改革関連法案

2021年04月03日 11時11分05秒 | えいこう語る

▼函館市が2004年に、近隣4町村と合併した時は30万人となったが、3月末の人口が、25万1207人となり、減少に歯止めがかからない。そのせいも影響してか、町内会の加入率も53%に落ち込んでしまった。

▼昨日(2日)函館市役所内ロビーで、町会加入促進キャンペーンを行った。4月は転入届などが多いので、市町連総務部局の私も参加した。

▼マスクを差し上げながら、加入について説明するのだが、80代の男性がこんな話をしてきた。

▼近所の高齢の女性が、200万円もの振り込め詐欺にあった。その女性は近所で嫌われ者だという。周囲は「ざま―みろ」と言ってたという。

▼そう言ってた一人が、300万円の詐欺にあったということを、笑い話のように話し、世の中、信用が出来なくなったいう。町会の活動も、そのようなことにも対処してほしいという、叱咤激励か。

▼私も「人を見たら泥棒と思え」という時代ですねと言うと「まったくその通りだ」という。「そのうち役所の窓口に騙されて、詐欺にあう時代が来るかもしれませんよ」と言うと、一瞬間を置いて「そうかもしれねえな」と、笑って帰った。

▼市役所内でのブラックジョークだが、その老人も、このジョークを誰かに教えるに違いない
。真面目に働く市役所の人たちには、大変失礼なジョークだったと反省している。

▼デジタル改革関連法案なるものが国会で審議されているという。関連業者への規制かと思いきや、マイナンバー制度の普及などで、個人情報を政府が一括管理するという法案だという。

▼個人情報保護法やマイナンバー制度の制定に関わった、弁護士の三宅弘氏は、デジタル庁が内閣に設置されることを危惧する。

▼官僚の幹部クラスの人事を、官邸が管理するようになってから“忖度”が顕著になったことを思い出せば、それは容易に理解できるだろう。

▼三宅氏は、プライバシー保護のための抜本修正をしない限り、この法案は廃案にすべきだと主張する。(北海道新聞4月1日)より。

▼米政府による個人情報収集を告発した、元CIA職員、エドワード・スノーデンが教えてくれたように、本人の知らないうちに、人物像を分析され、監視されるのではないという危険性は大だ。

▼政治家や官僚のモラルの劣化が増えているのにも関わらず、様々な法案の成立が目立つ。その法案の文章に、誤字・脱字が増えているという。

▼政治家や官僚に不向きな人間が、そのポジションについているような気がする。コロナの規制を発出する厚労省の官僚が、多人数で会食していたというのは“死刑”に値する行為だ!。

▼そんな劣化した国で「憲法改正」などありえない。現憲法第99条「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」とある。

▼自民党改憲草案では第102条に「憲法尊重擁護義務」がある。1項に『すべての国民はこの憲法を尊重しなければならない』。2項は『国会議員、国務大臣、裁判官その他の公務員は、この憲法を擁護する義務を負ふ』と改正している。

▼まるで立憲主義を廃止する内容だ。憲法を遵守するのは国民ではないはずだ。すでにシンゾウからスガにかけて、現憲法を廃案にする法案の提出を積み重ねているのだ。

▼と考えれば、市役所ロビーでの振り込め詐欺事件での、私のブラック・ジョークも、そのうち起きてくるのではないかと思う。

▼さらに私が嫌いな警察という組織に、さらに権力を持たせれば、振り込め詐欺など専売特許になりかねない。

▼飲酒運転の罰金強化で、死亡事故が減ったと分析しているからだ。「罰金強化」が目的化されかねない。

▼コロナの時短要請に従わない店舗にも罰金を加え、さらに懲役も考える検討もしている権力国家であれば、公務員の詐欺行為も起きるかもしれない。

▼「警察ですが、お宅の00さんが犯罪を起こしました。刑務所に入りたくなければ、000万円、今すぐお支払いください。何時に、警察官が自宅訪問しますので」というような詐欺が!?。

▼新聞をよく見ていると、国民がよくわからないところで、様々な法案が提出され可決されている。

▼いざ「憲法改正」の【国民投票】が実施された時、すでに「憲法改正」しなければならないような、仕組みが整っているというようなことにならないか、相当に心配する。

▼最近とみに「本質」に触れない話し合いが、多くなっているような気がしてならない。そんな暗い世に、桜の開花がいつもより早そうだという予測だ。

▼桜は「大和心」の象徴だ。「潔さ」だ。シンゾウの「桜を見る会」の不祥事をこのままにしておけば「大和心」は、汚れるだろう。

▼そう言えば、桜のつぼみを食べる鳥は「うそ」という鳥だった。桜咲く永田町界隈では“うそ”ばかりが繁殖しているようだ。


 
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