テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

混み混みっ!

2009-02-11 22:26:17 | その他
 八王子そごうで開催中の『早春の大北海道展』へ、
 ちょこまかと出かけて参りましたネーさです。
 ふ~、すごいわね、テディちゃ、
 美味しい物でいっぱいの会場は 
 大混雑してますよ。

「きょうはァ、しゅくじつゥ!なのでスよッ♪」

 そうでしたね。
 バレンタインのシーズンと重なって、
 スイーツ関連のブースは特に賑わっています。
 生キャラメルで有名になったあのお店には長~い行列が!
 
「みんなァ、おかいものいよくゥ、まんまんッ!でスゥ~」

 あららら~、六花亭さんのショーケースも空っぽ……。
 
「うえェ~んッ!」 (←半分嘘泣き、半分は本気泣き中です)

 どうやら出直すしかないようです。
 週末はまた混雑するでしょうから、
 明日の木曜日と、
 明後日の金曜日午前中あたりが狙い目、かも?

「りべんじィにィ、ごォ~♪」 (←大張り切り~)

 お買い物予定の御方は《売切御免》にご注意を!
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 ~ 知略の推理合戦ミステリ ~

2009-02-11 12:48:56 | ブックス
 皆さま、怖ろしいニュースです。
 花粉が!
 花粉が飛んでいますよ~!

「ネーさッてばァ、もゥ~、あきらめがァ、かんじんッ!でスよォ」

 ……そうね、テディちゃの言う通りだわ。
 こうなったら、つらい現実を忘れさせてくれる御本に
 逃避することにいたしましょう。
 では、本日の一冊は、はいっ!こちらをどうぞ~!



         ―― シチュエーションパズルの攻防 ――



 著者は竹内真さん、’08年6月に発行されました。
 副題に『珊瑚朗先生無頼控』とあります。

「むむッ? じだいィしょうせつゥでスかァ?」

 いえいえ、時代モノを感じさせる副題ではありますが、
 舞台は現代の銀座です。
 
 辻堂珊瑚朗(つじどう・さんごろう)先生は、
 ベストセラーを連発する人気作家さんです。
 珊瑚朗先生がひいきにしているのが、
 銀座の文壇バー『ミューズ』。

 《事件》は、この『ミューズ』で毎晩のように起こるのです。

「ふァ??
 じけんがァ、まいばんッ???」

 珊瑚朗先生は、酔眼、おや失礼、慧眼の持ち主なんですね。
 テーブルに運ばれてきた果物を一目見、
 ずばりと言い当てました。
 新しく男性店員が雇われたということを。

「わォ! びッくりィ!」

 びっくりしたのは、当の男性店員さんも同様です。
 ママの甥っ子、了(りょう)くんは
 『ミューズ』の新人アルバイトさんですが、
 どうして珊瑚朗先生に自分の存在が見抜かれてしまったのか、
 皆目分かりません。
 
 店の奥のキッチンにいた僕は、
 珊瑚朗先生と顔を合わせていないし、
 言葉を交わしてもいないのに……?
 
 不思議がるママ、
 きれいなおねえさんたちを周りにはべらせて、
 珊瑚朗先生は得意満面。
 悠然と解説を始めます――

「ふむふむッ、なるほどォ!
 いわれてみればァ!」

 了くんの目線で描かれる、
 珊瑚朗先生の知力と眼力。
 ときにはライヴァル作家さんや編集者さんも、
 『ミューズ』のソファで珊瑚朗先生と
 推理力を競います。
 智の女神の軍配は、誰の頭上に?

 5篇の短編から成る
 インテリジェンスな連作ミステリ、
 本格ミステリ好きさんにお薦めですよ♪
 
「きめてはァ、ちりょくゥ、たいりょくゥ、
 ときのォうんッ!」

 ……テディちゃ、TVのクイズ番組じゃないんですから。

「たんていィにもォ、らッきィーはァ、ひつようゥでス!」 
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