テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

笑うと、お腹が~♪

2009-02-26 22:44:05 | その他
「わきゃはははッ!
 ネーさ、これェ、おかしィでスゥ!
 ぱふふッ!」
 
 ぷふふふっ!
 あっと、失礼いたしました。
 本日放送された
 TV『いきなり黄金伝説』が、
 あまりにも笑えちゃうものですから……ぷぷっ!

「ひゃふふゥ!
 『ぶらッくまよねーず』のこすぎおにいさんがァ、
 おもしろすぎるゥのでスよゥ!」

 番組を見損ねてしまった御方は
 動画投稿サイト等で検索すれば、
 もしかしたら大笑いシーンを発見できるでしょうか?

「ぱふひゃひゃッ!
 おなかのォ、かわがァ、よじれるれるるゥ~♪」

 大笑いして、ストレスもぱかっ!と解消を!

「わらうゥかどにはァ、ふくきたるゥ~♪でス!」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 ― 百物語に、ミステリのエッセンス ―

2009-02-26 12:51:07 | ブックス
 こんにちは、今日もお江戸なネーさです♪

「こんにちわゥ~、テディちゃでスゥ~!
 きょうのォ、おえどはァ……えッ?
 ひゃくものッ、ものがたッ、あわわわゥッ」

 はい、そうです。
 本日はあの人気作家さん版の百物語ですよ!
 では、あらためて御紹介いたしましょう、こちらを、どうぞ~!



             ―― おそろし ――



 著者は宮部みゆきさん、’08年7月に発行されました。
 副題に『三島屋変調百物語事始
 (みしまやへんちょうひゃくものがたりことはじめ)』とあります。
 
「ぎょォ~ッ! こわいのォ、ぱすッ!」

 おやや、テディちゃ、
 この御本を平凡な百物語と考えるのは、いかがなものでしょう?
 稀代のストーリーテラー宮部さんの作品ですもの、
 フツーの枠に納まる怪談咄ではない筈ですよ。

「そそ、そォなのでスかッ」 (←まだ動揺中です)

 疑うのなら、先ずは登場人物さんたちを眺めてみましょうか。
 時代はお江戸、
 舞台は神田三島町にある袋物屋さんの
 『三島屋(みしまや)』さん。

 三島屋さんに、
 お店の界隈に、
 はたまたお店の主の伊兵衛(いへえ)さんに、
 怪しいところはありますか?
 お内儀(おかみ)さんのお民さん、
 女中さんや丁稚さん、出入りの職人さんにも
 不審なものは感じられないでしょう?

「……ふァいぃ、そォでスねェ……」(←しぶしぶと)

 けれど、ただひとり――

「うッ?」

 ただひとり、
 美しい顔に悲しい影を宿したお嬢さんがいるようです。
 名前は、おちかさん。
 主人の伊兵衛さんの姪御さんで、
 行儀見習いのために、
 三島屋さんへ寄寓しているようではありますが……?

 或る日、三島屋さんへお客さまがやってきました。
 あいにくと伊兵衛さんお民さん夫妻は急用で留守。
 ならば、
 おちかお嬢さんがお客さまをもてなして、
 不在の叔父夫婦に代わって詫びの言葉を述べねばなりません。

 挨拶くらい、簡単に済んでしまう、はずでした。
 番頭さんが付き添ってくれているし、
 優しそうな御客さまは、ものわかりもいい。
 ですが……

「で、ですがッ?」

 ふとした切っ掛けから、
 お客さまの昔語りが始まります。
 まるで、おちかさんの悲しみと同調するかのように。
 いえ、おちかさんの悲しみと涙が、
 物語を引き寄せたかのように。

 お客さまが帰って後、
 おちかお嬢さんから話を聞いた伊兵衛さんは
 ちょっとした計画を立てます。

 これは、おちかのためになるに違いない。
 おそろしい、
 この世のものとは思えないものがたりであっても、
 それが傷を癒すことだってあるだろう。

「えェッ?
 こわいィおはなしでもッ??」

 おちかさんのもとに、物語は、ひとつ、またひとつと、
 集まってきては留まります。
 小さな、大きな、忘れかけられた、
 或いは忘れようにも忘れない、
 そんな物語たちが
 少しずつ押し開けてゆく扉の奥にあるものは――

 『あかんべえ』や『震える岩』で宮部さんが描いた
 ミステリとホラーが融合した
 《江戸むかし語り》が、
 読み手の心に像を結びます。
 おちかお嬢さんは、
 どこへ、どんな一歩を踏み出すのでしょうか。

「こッ、こわくゥないとこへェ、いくのがァいいなッ」

 未読の御方は、ぜひ!
 思い返してはじわじわと来る一冊です!

「……つぎはァ、もゥちょッとォ、こわくないィのをォ……」   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする