テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

願いの☆は?

2009-02-12 22:38:07 | 美味
「わくわくッ♪ わくわくッ♪」

 どうしたんですか、テディちゃ?
 何がわくわくっ♪なの?

「ネーさッ、『ねがいのぴの』はッ?!
 おほしさまのォかたちィのォ、
 『ねがいのぴの』はァ、はいッてまスかッ!?!」

 噂に聞く『願いのピノ』ですね?
 の形や、
 恋愛運に効果ありというの形のピノには、
 まだ出会ったことはありませんが……
 こちらの新作
 《PINO 期間限定生キャラメル》は、どうでしょう?
 はたして、この中に願いのピノは!?

「わくわくッ♪ どきどきィ♪」

 ではっ! せーのっ!

   (箱のフタを、パカっ!)

 ………………。

「…………うえェ~~~んッ!!」

 なかったわね、願いのピノ…………。

「うえェんッ、ぐすんッ、もぐぐッ、ぐすんッ、もぐもぐッ」(←ヤケ食いです)

 生キャラメル味がすっごく美味しいだけに、
 切なさもひとしおです。
 一度お会いしたいわ、願いのピノ……。

「ぐすんッ、もぐもぐッ、かなしィでスゥ~、もぐもぐッ」
 
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ええっ?&なるほど!の歴史ミステリ。

2009-02-12 12:47:10 | ブックス
「むにゅむにゅゥ~、ねむいィ~……」

 テディちゃ、寝てる場合じゃありません、
 お外を御覧なさいな!
 ぐぐ~っと春めいてきましたよ!

「ねむいィでスよゥ、ネーさァ……ふあァ~」

 そんな時には、濃いコーヒーと
 頭がしゃっきりするミステリを!
 さあ、御紹介いたしましょう! こちらを、どうぞ~!



             ―― 漂流巌流島 ――



 著者は高井忍さん、’08年7月に発行されました。
 巌流島、といえば、

「あッ、テディちゃ、しッてるでスゥ!
 むさしィとォ、こじろォー!なのでスよッ」(←眠気も醒めました)

 はい、その通り!
 ではあるのですが、この御本の主人公は
 武蔵さんでも小次郎さんでもありません。
 巌流島の決闘からン百年を経た現代、
 ある食堂の隅でビールの杯を傾けている
 二人の男性のお話に、聞き耳を立ててみましょう――

 ほぉら、武蔵さんがどうしたの、
 小次郎さんがどうしたのと、
 会話の断片が聞こえてきましたね。

「むむゥ!
 あのおふたりィはァ、なにやつッ?」

 怪しい人物ではありません。
 おひとりは、映画の監督さん。
 ややお若いもうひとりは、シナリオライターさんなんです。

「もふふッ! さようでしたかッ」

 今度、時代劇もののオムニバス映画を撮ることになった監督さん、
 シナリオライターさんに命じて、
 巌流島の決闘の資料を集めさせました。
 が、資料を見せられ、
 詳しく解説された監督さん、
 不機嫌になっちゃったようです。

 ……何だあ、それ?
 武蔵は遅刻しなかった?
 小次郎は刀の鞘を投げたりしなかった?
 あの名セリフも、言ってないの?

「えッ? ほんとにィ?」

 シナリオライターさん、説明します――
 それは狂言や小説の中の出来事で、
 事実とは違うんですよぅ。

 監督さん、その言葉に納得したでしょうか?
 いいえ、全然!
 エンタにこだわる監督さんの眼は、
 資料の矛盾点を鋭く射抜きます。

 なぁるほど、本当はそういうことだったか。

「ふァ? ほんとォッてェ??」

 シナリオライターさんも仰天する驚愕の推理を、
 監督さんは披露してみせます。
 巌流島で、本当は何が起こったのか。
 武蔵は、小次郎は、島に到って何を見たのか――

 表題作『漂流巌流島』、
 さらには忠臣蔵や、
 新撰組の池田屋騒動、
 鍵屋の辻の決闘をテーマに、
 定説を覆す作品がずら~り!
 歴史ミステリ好きさんは必読ですよ!
 フツーのミステリ好きさんも、ぜひ!

「ふァいッ!
 テディちゃ、すッかりィ、めがさめましたァでスゥ!
 つづきをォ、よみたァ~いッ!」

 監督さんの再登場、待ってます!
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