テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

桃もアポロに♪

2009-02-24 22:40:23 | ショコラ
「ふゥッ!
 まちかねたのでスゥ! いただきまァ~スッ!」

 はい、お待たせしましたね、テディちゃ。
 『明治製菓』さんの
 《ちっちゃなアポロ 今だけ白桃!!》です。
 かわいいミニサイズ、と箱に書かれていますが……

「ほんとにィ、ちびこいィッ!
 でもォ、あぽろォ、でスよッ、ネーさ!」

 ホワイトチョコをベースにした桃のチョコと、
 ミルクチョコレートのコンビネーションは、
 うう~む、
 桃チョコ側がやや形勢不利、なようです。
 ミルクチョコの方が……お味が強い、のね。

「でもォ、あまくてェ、おいしッ♪
 ぱくぱくゥ、いけちゃうゥ!」

 それは確かに言えています。
 気付くと、もう一粒、あと一粒、と
 食べてしまっているのでした。

「うんうんッ♪ もぐもぐッ」

 発売されたばかりの、
 おそらく期間限定の御品でしょうか。
 アポロチョコ好きなショコラマニアさんは、
 スーパーやコンビニで探しましょ!

「ひなまつりィのォ、おかしにィ、どォぞッ!」
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八百八町に呼子が響く?

2009-02-24 12:32:35 | ブックス
 アカデミー賞の興奮を引きずりつつ、こんにちは、ネーさです。
 今朝の新聞は『おくりびと』の記事だらけですね~♪

「こんにちわゥ、テディちゃもォ、しんぶんよんだでスよッ」

 テディちゃ、御本も読んでくださいな。
 本日ご紹介いたしますのは、はい、こちらですよ~!



       ―― 巴之丞鹿の子(ともえのじょうかのこ) ――


 
 著者は近藤史恵さん、’01年10月に発行されました。
 副題に『猿若町(さるわかまち)捕物帳』とあります。

「ふむふむッ、
 とりものちょうゥといえばァ……よりきのォ、おじちゃんッ!」

 いえいえ、この御本の主人公さんは、
 与力さんではなく、同心さん。
 以前に御紹介いたしました近藤さんの作品『寒椿ゆれる』の、
 いわば前日譚になりますのが、こちらの御本なんです。

「あッ、おもいィだしたでスッ!
 どうしんさんはァ、ちかげさんッ!」

 玉島千蔭(たましま・ちかげ)さん、ですね。
 千蔭さんは、杓子定規なのが玉に瑕な、
 若手の同心さん。
 与力・同心といっても色々と職種はあるのですが、
 千蔭さんは町廻り同心――
 TVドラマでよく見かける、
 現代の警察官さんのようなお役目の同心さんです。

 千蔭さんが不機嫌に眉をひそめ、
 ずかずかと歩いてゆく先は……
 ええ、そうです、事件現場!

「ていへんだッ、ていへんだァッ!」

 そんな声を上げる者もいないほど、
 現場は緊張に支配されています。
 だって、これは連続事件……!
 つい先だっても、似たような、いえ、
 そっくりな事件があったばかりなんですから。

「そうさほんぶをォ、たてなくちゃッ!」

 江戸時代に捜査本部はありませんが、
 千蔭さんは手掛かりを摑み、調べ始めます。

 被害者の女性たちは、
 『巴之丞鹿の子』と呼ばれる流行の帯揚げを
 身に着けていたのでした。
 偶然とは、思えない……!
 
 流行を生み出した張本人・水木巴之丞は、
 人気うなぎ上りの歌舞伎役者さん。
 華やかな芝居の世界の裏側に、
 事件を解く鍵は隠されているのでしょうか?
 千蔭さんの探索が行き着く先は――

「たいほッ!
 じゃなかッたァ、えェ~とォ、
 ごようッ! ごようゥだッ!」

 スタンダードな『捕物帖』とは微妙に異なる味わいは、
 心根優しい千蔭さんの目線ゆえ、かもしれません。
 
 画像の御本は幻冬舎文庫版ですが、
 ’08年12月には光文社時代小説文庫版が発行されました。
 一時は品切れ状態が続いていましたが、
 ぐっと入手しやすくなって
 ミステリファンには嬉しい限り!
 江戸ものファンの御方も、この機にぜひ、
 近藤史恵さんの捕物ワールドへ!

「ぴひゅゥ~ッ! 
 ぴひゅひゅ~ッ!(←呼子を鳴らしているつもり、のようです)
 くせものォ、つゥかまえたッ!」
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