「わァ♪ おおたさんだァ!
ネーさ、おおたァせんしゅゥでスよッ♪」
そうなんです、テディちゃ。
本日ご紹介いたしますのは、こちら!
あのメダリストさんが書いた御本なんです。
では、ファンファーレとともに、どうぞ~!
―― 騎士道 ――
著者は太田雄貴さん、’08年12月に発行されました。
北京オリンピック銀メダリストである太田さんによる初の著作品――
フェンシングを始めた少年時代から、
練習に明け暮れ、試合に没頭した学生時代、
そしてついに!
メダルを勝ち取った’08年に到るまでの来し方が
ここに描かれています。
「ふぇんしんぐゥ!
テディちゃとォ、ネーさはァ、ふぇんしんぐゥのォ、だいふぁんッ!」
ですから、オリンピックでの太田さんの快挙は
とても嬉しく感じました。
何度『おめでとう!』を言っても足りないくらいです!
「もォ、まいなーきょうぎィ、とはァ、いわせないィッ!」
そう、不本意ながらマイナー競技と呼ばれてしまうスポーツは
色々ありますが、
フェンシングは……まさに、その一つ。
野球やサッカーといった種目は、みんな知っています。
バスケットボールや、水泳も、柔道も、テニスも、
あぁ、あれね、うんうん、と
分かりますよね。
でも、フェンシングの場合は……
体育の授業で習うことはなく、
フェンシンブ部のある学校さえ少数派です。
「うゥ~、かなしィでスゥ~」
そんな環境で、
太田さんがどのように自身を鍛えていったか、
太田さんの御家族がそれを支えたか……
おそらく、
メジャー競技の選手には想像し難い険しい道です。
専門のコーチ?
専用の施設や練習場?
アドヴァイスしてくれる医学スタッフ?
そんなもの、どこに?
近年、状況はようやく変わってきました。
その変化の中心にいるのが、太田さんです!
「ふァいッ!
にほんのォ、ふぇんしんぐはァ、つよいィ!」
向かい風を、追い風に。
目立たぬ場所から、スポットライトの中央へ。
大きく変わり、
そしてこれからも変わってゆく
日本のフェンシング界を担う若き騎士さんの
『今まで』と、『これから』の予感が
丁寧に書き込まれています。
スポーツ大得意の御方、
スポーツはちょっと苦手な御方も、
太田さんの苦闘の記録を、
手に汗握りつつ、ぜひ!
「ふぇんしんぐゥ、おうえんッしてくださア~いィッ!」
1月にはパリでグランプリ大会がありました。
4月には再びパリで、選ばれた《フルーレ・マスター》たちが
栄冠を競います。
太田さんはこの大会に日本人として初めて招待されました。
どうか皆さま、応援を~!!