テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ムットーニさんに、会いに行こう!《ムットーニ ワールド》プレビュー展!

2009-02-21 22:30:37 | ミュゼ
 テディちゃ&ネーさ、本日はちょこっとお出掛けしてまいりました。
 何処へ、かと申しますと……
 はい、答えは、こちら!


 
      ―― 《ムットーニ ワールド》プレビュー展 ――


 
 会期は’09年2月11日(水・祝)~2月25日(水)、
 東京・八王子の『八王子市夢美術館』で、大好評開催中です!

「むとうさんッ!
 おひさしぶりィでスゥ!」

 しっ! テディちゃ、お静かに!
 今日、21日(土)は、
 ムットーニさんによる上演会があるんですよ。
 ほら、もうすぐ時間だわ!

「ネーさ、よくゥみえませんッ!」

 仕方ありませんね、ネーさの肩によじ登りなさい。
 ……あっ! ムットーニさんの口上が始まりました。
 (いっそう小声で)
 上演されるのは、
 『ギフト フロム ダディ』
 『クリスタル キャバレー』
 『摩天楼』
 『カンターテ ドミノ』
 の4作品です。
 ムットーニさんの御本にも掲載されている有名作品ですね。

「おォ~♪ ぱちぱちぱちィ!」

 ひとつの上演が終わるごと、
 お客さまは拍手&拍手!
 テディちゃとネーさも、気合入れて拍手!ですよ~♪

「ぶらぼォ~!」

 本日、21日は午後3時からと、午後4時30分からの、
 二度の上演会がありました。
 明日22日(日)、
 最終日の25日(水)にも、
 午後3時、午後4時30分の各回に
 上演会が予定されています。
 今日はとても混雑していましたが、
 ムットーニさんのライブ口上に触れたい御方は、
 明日22日以降の上演会へ、ぜひ!

「テディちゃ、なんどでもォ、みたいィでスゥ♪」

 《ムットーニ ワールド》プレビュー展レポ、
 さらなる詳報は、明日あらためて、お送りいたしま~す♪
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《謎ごと修理いたします》…人形ミステリ!

2009-02-21 12:38:31 | ブックス
「にんぎょうッ!
 にんぎょうやさんッ!
 テディちゃのォ、しんせきィもォ、なかまもォ、いッぱいィ!
 そうでしょッ、ネーさッ?」

 ええ、そうですねえ。
 本日ご紹介いたしますのは、
 お人形さんたちが大きな役どころを担う物語なんです。
 では、あらためまして、こちらを、どうぞ~!



           ―― たまさか人形堂物語 ――


 
 著者は津原泰水さん、’09年1月に発行されました。
 人形にまつわる六つの御話が収められたこの御本は……
 ミステリ? それとも文芸小説?
 いえ、ミステリアスな味わいの幻想譚というべきでしょうか。

「たまさかッてェ、なにィでスかッ? 
 なまえェ、かなッ?」

 お店の名前のことを、屋号、というのですよ、テディちゃ。
 玉坂屋(たまさかや)さんは、
 戦前から続く人形店さんです。
 戦後は玉坂人形堂と名を変えて、
 日本人形の小売をしてきましたが……

 この度、所有者さんが変わり、
 お店の営業内容もちょっとリニューアル!

 お人形の修理を請け負い、
 創作人形も扱うようになったのです。
 ウィンドウには、一点もののテディベアも陳列中!

「おおォ~~ッ!」 (←熱烈歓迎!拍手!)

 テディベアの作り手は、店番も兼ねる青年・冨永くん。
 各種人形の修理を担当するのは、師村さん。
 そして、オーナーの澪さんが、
 この小さな人形店のスタッフです。

 しかし、冨永くんや師村さんと違い、
 オーナーの澪さんは、人形のプロではありません。
 ついこのあいだまで広告代理店にお勤めしていたので、
 専門的な知識はゼロに等しくて。
 
 根っから人形屋さんの娘であったお祖母ちゃんに、
 何度か昔話をきかされたことはあるけれど、
 あぁ~むずかしいことは、わかんないわっ!

「うむうむゥ、
 にんぎょうのォせかいィはァ、
 おくがァふかいィ、のでス!」

 澪さんが素人であったとしても、
 玉坂人形堂の噂を聞きつけた人々が、
 人形を持ってお店を訪れます。
 愛着ある大事な人形を、どうしても直してほしくて。

「そォでス!
 おにんぎょうはァ、たいせつにィ!」

 えっへん、でもね……
 愛着ある、とは、すなわち、
 思い入れたっぷり、を意味します。
 その思い入れが、ミステリを、
 様々なアクシデントを、
 澪さんの玉坂人形堂に引き寄せもいたします。

 ことあるごとに、うぅむ、と首をひねる澪さん。
 にやり、と笑う富永くん。
 黙々と作業する師村さん。

 今日もまた壊れたお人形が運ばれてきましたが、
 スタッフ一同、怪しい背景を感じ取ります。
 
 これは……あんまりな壊れかたじゃないか?
 いったいなぜ、この人形は
 こんなにひどく損なわれてしまったんだろう?

「ひどいィ!
 かわいそゥでスよォ!」 (←大憤慨しています)

 お人形と、
 修理を依頼してきた女性の、謎――秘密とは?
 いえ、それよりも、
 修復は、上手くゆくのでしょうか……?

 お人形さんたちが醸し出す独特な雰囲気が、
 ミステリアスなお話にぴったりです。
 ミステリ好きさん、
 お人形好きさん、
 アンティークグッズが好き!という御方も、ぜひ!
 
「テディくまァすきなァおかたもォ、ぜひィ~♪」
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