斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

世界に一台の車が売りに出ています。

2012年01月23日 | クルマ
ご存知の方も多いかもしれませんが、ヤフオクの話です。。

車体のその他のカテゴリーに出品されている、TOM'S T-01です。

94年に各雑誌にデビューし、翌95年の東京オートサロンに実車が展示されました。



残り1日半程度で、現在の最高入札額は1,200万円を超えておりますが、出品者様が設定した最低落札価格にはまだ達していないようです。

700kg台の軽量な車体にチューニング(しかも、直近のオーナーの手でさらに手が入っているようですが)された4A-GEエンジンが、ミッドシップに乗っております。

オリジナルであれば、AE101型後期のエンジン、トランスミッション、エンジンマネジメントECUのはずですが。。
出品写真を見る限り、金プロに変わっているところを見るとエアフロレス(Dジェトロ)化はしてあるかもしれません。

トランスミッションも5速MTのままのようですが、当時のレビン/トレノの定番にならえば、AE111型の2,3速クロスとヘリカルLSDに入れ替えてあるかもしれません。

出品ページに車検証が出ているのですが、直近のオーナーは10年近くこの車を保有されていたようです。
平成7年にトムスの手によってナンバーが付き、継続検査を受けることなく手放されたのかもしてません。

型式不明、職権打刻の車体番号が希少な車体である雰囲気が漂ってきます。

でも、「型式不明」と登録されたところをみると、ナンバーが付いたころに話題になった通り、イギリスで作製された並行輸入車両として、新規登録されたようです。

もし、ハナから国内で作られた車を真っ当に登録したとなると…
トヨタが強く絡んだ場合は型式が「試作車」となり、トムスが独自に作った物の場合は「組立車」となっていそうな気がするので。。

原動機はお約束通り、「4A」となっていますね。
これだと、4A-ELUが載っているのか、どの4A-GEが載っているのかわかりませんね。

このように車検証を見るだけでも充分に楽しむ事が出来ます。

出品者様も引用されている、OPTION2の別冊や95年のオートサロン公式ガイドブック等は当方の書庫にあったりします。
タラレバ妄想ですが、それらに書かれている通りに市販化されたとすれば、トミーカイラZZの良きライバルになったのかもしれません。

いやーこういう車が生き残っていて本当に良かったです。
華々しくデビューしたのにその後の消息は、ファンや憧れた方なら知らない方が良かった事も多々ありますから。
是非、次も素敵なオーナーの元へ渡って欲しいです。(とても高くて購入出来ないのでね。)

補足
どうでもいいことですが、T-01に載っているカーナビは当方のコロナに取付けてあるカーナビと同じです。
当時人気もあったし、1DIN+1DINの構成だから、取付ける車を選ばなかったのかもしれません。


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