斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

船の科学館ネタ

2011年09月27日 | イベント訪問記
残すところ、無期限の一時休館まで残すところ28、29、30の3日間となりました。

ビっと来た方は、有休をとってでも行く価値はあります。

船の科学館自体は、再開される可能性もありますし、宗谷も残るようですが。。
係留費の掛かる、フローティングパビリオンである羊蹄丸は第三者への無償譲渡か解体が決まっております。

なので、今回は元青函連絡船である、羊蹄丸を中心に船の科学館の話題を少々。

まずは、羊蹄丸の全景を。。



撮影時間の都合と携帯のカメラで撮ったので、画質はそれなりな事をご容赦ください。
懐かしのJNR(“日本国有鉄道”略称)が泣かせます。

まず、船の科学館の一時休館の理由のひとつはこれ。



東日本大地震の影響。これで、施設自体の老朽化や耐震性の問題もクローズアップされ、岐路に立つ事に。。

東京臨海副都心はこんなに発展しました。



羊蹄丸の甲板から、A級(?)スポットの某テレビ局を望む。

こちらは、臨海副都心というか13号埋め立て地の雰囲気がありますね。



往時の雰囲気をお手軽に味わうのであれば、パトレイバーシリーズのアニメ(初期OVA版がおススメ)だと思います。

羊蹄丸の甲板からはこんな光景が望めます。



初代南極観測船「宗谷」ですね。タロ・ジローも乗った船です。南極物語は小学校時代に何度も見た事があります。
今度、キムタク主演でリメイクドラマをやるようです。

羊蹄丸の中には近代的な装備を配した連絡船である事をアピールした掲示がありますが。。



一方では、神棚が奉られているところに、人が扱うものであり、人が造ったものであることを感じられます。



羊蹄丸の見どころといえば、なんといっても蝋人形を沢山使って、昭和30年代の青森駅の雰囲気を再現した、「青函ワールド」でしょう。
薄暗い中にもギラギラとした輝きが見える空間です。
中には、法律的にはグレーな存在の方々もいるようです。

まずは、キオスクではなく鉄道弘済会とういのがポイントな売店


つづいて、駅長さんでしょうか?こういう雰囲気の方っていましたよね。



丸眼鏡がとてもいかついです。

ダルマストーブの前で暖をとるのは、妊婦さんとイカした格好をしたお兄さん。



青森的には東京に行ってひと旗あげるために働いているなっている者の帰省なのでしょうが、実は就職した川口あたりの鋳物工場を飛び出して、蕨か大宮の踊り子さんのヒモ的な暮らしをしていたら、最高のバックストーリーかな?(根は良いやつなんですよ。きっと。。)

物価の優等生と言われる卵を売る、おばさん。



今日でも、10個パックが200円程度で買えてしまいますが。。当時の貨幣価値を考えるとは相当な贅沢品でしょう。

あと、暗くてお見せできないのですが、リンゴ売りの兄弟、しょいこのお母さん達、ライスカレーを食べながら酔いつぶれた叔父さんとか、魅力的な蝋人形がいっぱいあります。

精巧な蝋人形は、B級な雰囲気を醸し出すのに貢献していますよね。
東京タワーとか足尾銅山とか。。

船の科学館は現在の日本の産業構造にはそぐわない、重厚長大型産業の造船がフィーチャーされております。
しかし、高度成長の礎になった事は事実ですし、カタチは変わっても技術立国、加工貿易国である日本のためにも、現在に近い施設を残して欲しいものです。

右翼と公言した「日本のフィクサー」が造った施設だから、学校行事としていくのは意外とタブーだったりするのはよくないですよね。

当ブログにしては珍しく写真が多めのエントリーが続いています。

補足
お台場のB旧スポットではなく、13号地というか東京臨海副都心に一番古くからある観光・修学施設です。
ただ、造られた頃はこんなに日本の造船産業が衰退するとは夢にも思っていなかったろうな。。
『一日一善」と『戸締り用心、火の用心』のCMに出ている爺様として、故笹川良一氏の顔を思い浮かべる事の出来る世代の感想です。


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