斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

追悼 小林彰太郎氏

2013年10月30日 | 本日のニュース
去る、平成25年10月28日にカーグラフィックに立ち上げから携わり、初代編集長であり、名誉編集長である自動車ジャーナリストの小林彰太郎氏が逝去されました。
83歳だったそうです。

当方は氏が還暦を迎えたあたりの頃からは記憶があるのですが、年齢よりお年を召されているように感じたのは、若き日の大病の影響があったのかもしれません。

盟友であり親交の深い三本和彦氏とは2歳しか年上で無かったことに改めて驚いてみたり。。

氏は学生時代に自動車ジャーナリストを生涯の職業に決めた事が公式プロフィールに等に記載がありました。
亡くなる前日も、トヨタ博物館において自身の企画展のトークショーやサイン会に臨まれたとの情報があるので、高い志を全うされた人生であったと思われます。

日本の自動車評論業界や自動車雑誌業界に黎明期から携わり、今日のように育て上げることに大きく貢献されました。
現在の自動車雑誌では基本フォーマットとなっている、ロードインプレッションや各種走行テストを海外から持ち込んだり考案したりしたのも、市の偉業を語るうえで欠かせないエピソードであると思います。
評論方法や様々な主張の中には、個人的には賛同しかねるものも多かったのですが、ひとつの意見としてはブレが少なかったように思えます。
氏の理想とした自動車文化が欧州にあったため、最大の自動車市場の国や自国には手厳しかった印象があります。
のびしろを期待しての叱咤もあったような気もしますが、比較相手を持ち上げるための穴掘り作業も結構多かったような気もします。

謹んで氏のご冥福をお祈りいたします。

補足
周りの誤解されている方が多くて驚いたのですが、当方はカーグラフィックは嫌いじゃないですよ。
嫌いなライターの記事は、主張の平常運転を確認するぐらいに読み飛ばし、「こんなのが日本にあったんだ!」、という個体の中古車広告を見て驚く雑誌ですから。あれは。。
NAVI(特に二代目編集長以降)、ENGINE、GQ JAPNE(発行元が変わってから)が嫌いなんですから。


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