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斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

イージークローザーの事故

2006年11月08日 | リコール
現在問題になっているのは3代目トヨタ・セルシオに装着されたものだと思われます。
2000年9月(3代目登場時期)以降、18件の事故が報告されており、その内9件は指に骨折する重傷にいたっております。
詳細はこちら
「セルシオ」ドア事故18件、補助装置作動で指骨折も (読売新聞)

イージークローザーとは仕組みが違うのかもしれませんが、以前、電車の自動ドアも指を挟んだまま発進してしまうトラブルがありました。
ゴムを圧着させて機密性を保持する機構のものは、指一本分程度(7ミリとの事)の厚みを検知し難いのかもしれません。
だからといって放置してはいいものではないし、安全策を確立できたメーカーは技術として誇れることになるでしょう。
電車の事故はここのところ聞かなくなったので、何らかの検知方法が額率されたのかもしれません。ここに解決方法のヒントがあるかもしれません。

ニュースの記事にもありますが、決してセルシオだけのことではなく、同じ原因の事故はイージークローザーを装着した、車種ならすべてに可能性があると思われます。

自動車工業会は280psや毒キノコミラーもいいですが、イージークローザーにこそ、独自の技術基準と自主規制をお願いします。採用車種は今後増加するでしょうから、明確な基準を設けることの方が大切なのではないでしょうか。
規制や基準に何でも反対するような人ばかりではないと思うので・・・(でも、変な認証マークをつける天下り法人はパスしてください)

補足
この件がリコールの対象にならないのは、道路運送車両法が定める保安基準の対象外だからそうです。
ということは保安基準対象外の快適・便利装備由来の事故がいちばん怖いということでしょうか。(闇に葬り易い??)
この前発火した、ヴィッツのパワーウインドウもこのぐらいキッチリと調査・報告があれば、すっきり出来るのですが・・・

今度はトヨタからです。

2006年09月27日 | リコール
先代ヴィッツ兄弟の2WD車用のドライブシャフトです。
しかも原因が情けない。
強度不足でもなければ、組付けミスでもなんでもなく、含水比の高いグリスを使用してしまったためという、簡単に防げたであろう“うっかりミス”としか思えません。

最近この話題がやむ事がありません。
詳細な情報はいつもの国土交通省のリコール・改善対策の届出ところをご覧ください。
そうそうpdfファイルですので、閲覧に対応したソフト(AdobeReaderとか)のインストールが必要です。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall06/09/recall09-261.html

同日の届出はもう一見ありまして、スバルR1、R2のマフラーの溶接に不具合が合ったそうです。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall06/09/recall09-262.html

今回のリコールに共通するのは部品の検品が適切に行われていないということでしょう。
部品メーカーは製造後と出荷時、自動車メーカーは入庫時と組付け時に検品する機会があったと思われます。
ひょっとしたらディーラーにて納車前点検時に発見されても良かったのではないかと思います。
誰も気が付かないなんて、ノーチェックできたのではないか?形式的なチェックしか行なわれていないのではないかと勘繰りたくなります。

リヤクォーターウインドウに貼られている“OKマーク”(工場での検品合格)やリヤバンパーに貼られた“ディーラーステッカー”(納車前点検済)の意味を考え直して欲しいです。
品質管理のための若干のコスト増は誰も問題にしないでしょう。(国土交通省の公共事業は低価格落札による品質問題が出てきて、入札を見直しています)

今後はリコール対象者の台数を煽動的に書くのは控えようと思います。
対象車が10台でも10万台でも、対象車オーナーにとっては同じ1件のリコールでしょうから。
そして自動車メーカーも今回は数百台だから損失が少なくて助かったなんて考えないように・・・

1件のリコールはみな同じ重さでしょうから。。

補足
何か今まで少なかったのが不思議なくらいです。
PL法や情報公開制度には感謝しなくてはならないのかもしれません。

復活の狼煙が・・・

2006年09月24日 | リコール
触れないわけには行かないミツビシのリコール問題。

一連の不祥事以降、心機一転、原点回帰として投入したニューモデルにもリコールが出てしまいました。

しかも悲しい事に2車種ともです。

ミツビシi(アイ)は助手席側エアバッグがリコールで、オートマチックのパーキングロックの不具合が改善対策としてでております。
アウトランダーは改善対策ですが、エアバッグの衝撃感知センサーの不具合だそうです。
台数にするとi(アイ)は約27,000台、アウトランダーが約17,000台になります。

詳細な情報はいつもの国土交通省のリコール・改善対策の届出ところをご覧ください。
そうそうpdfファイルですので、閲覧に対応したソフト(AdobeReaderとか)のインストールが必要です。
ミツビシi(アイ)リコール届出
http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall06/09/recall09-221.html
ミツビシi(アイ)改善対策届出
http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall06/09/recall09-222.html
ミツビシアウトランダー改善対策届出
http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall06/09/recall09-223.html

復活を期待して、ミツビシに決めた方の気持ちを察すると、とても残念な結果になってしまったと思います。
個人的にもミツビシの復活を期待しているし、それに応えているような2車種に見えたので、ダメージが大きいです。

それにしても最近はミツビシに限らず、全メーカーともリコール届出が多いような気がします。
ひょっとしたらガラス張りになって、隠し切れなくなっただけなのかもしれませんが・・・
過剰なコストダウンによる品質の低下は誰もが望まない事ですし。。

発表から少し遅れてしまったのは、針小棒大にならないように文章を全面的に見直したためです。

補足
「今度は隠蔽しなかっただけマシ。」と心大きく許してくれるような状況ではなくなってしまったと思います。
でも、「やっぱりミツビシの車はだめだ。」と言う気にもなりません。

対象外でした

2006年09月11日 | リコール
ニッサンから大量の改善対策の届出が9月7日にありました。
対象車種は“ウイングロード”、“ADバン”、“ファミリアバン”の3車種合わせて45万台強です。
ちょっと前にgooの自動車ニュースでも記事になっていました。
【改善対策】日産 AD など45万台

ひょっとして自分のファミリアバンが対象に入っているのではと期待と不安を交えながら確認してみたら・・・
対象車の生産期間を見た瞬間に対象外である事が判明しました。

詳しい改善対策の届出は国土交通省のホームぺージの改善対策の届出についてをご覧ください
http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall06/09/recall09-071.html
改善対策届出一覧表と改善箇所説明図はPDFファイルなので、AdobeReader等がインストールされていないと、閲覧できません。

意外に思ったのは届出者がニッサンとマツダの連名ではなく、日産の取締役社長であるカルロス ゴーン氏の名前のみでした。
製造物責任法(PL法)のことを考えれば当然の事なんでしょうけども・・・
対象車種には当然“マツダ・ファミリアバン”も載っております。
供給メーカーはこういったときには関係ないみたいですね。(ひょっとしたらマツダは被害者になるのか?)
ダイレクトメールや交換部品にかかる費用の負担方法も気になってきました。

しかし、Y10型じゃなくて、Y11型だったんですね。
生産時期の段階で気が付いていましたが、実は自分が所有するファミリアバンにも似たような症状(バックドアが勝手に降下する)があるのですが・・・

まっ、欠陥部品じゃなくても原因として思い当たる事が多々あります。
ざっと挙げてみると・・・

12年落ちの走行距離不明車。(25万キロ以上走破は確実)
フロアパネルの交換暦があり。(初代オーナー時にオカマ掘られています)
リヤゲートは数枚目。(3枚以上は確実に交換されている)
車体の至るとこから発生しているキシミ音。(ドアは全部閉まり具合が違う)
ダンパーのヘタリ。(手元に来てから履歴不明の中古部品に交換暦あり)
ストライカーのズレ。(数度調整したけど、しばらく乗ると元に戻る。)

どれかひとつが決定的な原因になっているのではなく、すべてが原因になっているのだと思いますけど・・・
走行中にリヤゲートが突然開いた事はないので、取り敢えずは気にしない事にいています。(まだキチンと開け閉めは出来ます)
直すぐらいならNox・PM規制に適合しているクルマに買い換えようと思っています。
暫定措置として、車内に常備しているスタッフ(標尺)や赤白ポールを支えにしております。

補足
本当はリコールじゃなかったので、ネタにするのはやめようと思っていたんですけど、改善箇所説明図を見たときに、思わず笑ってしまうような方法が写真で載っていたので・・・
やっぱりネタにしたくなりました。
暫定処措置がタイラップ留めって、逆に不安をあおりそうな気もしますが。。
自分のクルマは欠陥だなんて微塵も思っていません。単なる経年劣化ですから。

連日の出来事です。。

2006年06月14日 | リコール
ホンダが48万台をリコール、対策費用は約27億円 (ロイター) - goo ニュース

今回は3車種、48万台が対象車種になります。
対象車種は約10年前の初代オデッセイ、初代CR-V、初代ステップワゴンになります。

年式からして初代オーナーがそのまま乗り続けている可能性が高いし、購入時とは住所が変わり上手く連絡が届かない可能性もあります。
今回のリコールはすでに負傷者が出ている深刻な欠陥に大して届け出たものです。
車両火災に繋がる可能性も否定できないので、対象車のオーナー様は一刻も早く対策をお願い致します。
改造率の高そうな車種ですが、改造車も対応してもらえるのかが気になります。
このラインアップから考えるとSM-Xと、オデッセイのベースになったアコードが入っていないのが不思議に思うのは当方でだけでしょうか。(考えすぎであることを祈っていますが‥)

お約束ですが、詳細なリコール情報は国土交通省のサイトを確認してください。
オデッセイ、CR-V、ステップワゴンのイグニッションスイッチ
http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall/recall06/06/recall06-141.html
PDFファイルです。AdobeReader等の専用の閲覧ソフト(無償ダウンロード可)がないと見れません。

今回のリコールで気になった事なんですがひとつあります。
それは初期型のオデッセイなら12年落ちですが、製造から何年までは製造者に届出義務があるのでしょうか?
該当部品を使用した車両の製造終了後からカウントするのかな?(それなら9年です)
もうひとつは今回のリコールに該当する症状が発症した車両に乗っている方で、既に修理しその費用を支払ってしまった方、修理費用を支払ったクルマを手放してしまった方はどーなるんでしょうね。
初登録から時が経ち、販売開始から12年、183件もトラブル報告があってからなので、いろいろな問題を孕んでいそうです。
個人的には今回の届出は、少し遅かった印象が拭えません。
先月末に届け出た改善対策も台数が多かったので、立て続け感を打ち消すためだったら、最悪な手法ですけどね。

補足
出来る事ならこんな事を続けて話題にしたくないです。
リコールの対策費用が数十億円、マイナス宣伝効果の費用をペイできるだけのコストダウンが出来たのかが、いつも気になる事です。