大阪に住んでいた頃、
市内でもどちらかというと北の方が生活の中心だったので、
大阪駅から環状線を利用する機会が多かったのですが、
その頃は環状線の隣のホームから
『 特急雷鳥 』 が出ていました。
( 今も変わっていないかも知れませんが! )
「 北国の知らない街に行く列車 」
のイメージで、
それに乗れば自分の知らない何かがあるような
そんな印象で見ていたものです。
10日の土曜日、
残念ながら新大阪駅からでしたが、
今は 『 サンダーバード 』 に
名前も車体も変わった列車に乗って金沢に向かいました。
福井県に入ったあたりの車窓風景だったと思いますが、
雪景色。 =イメージどおり!
ところどころに雪が残っているが、
特別寒くはない金沢に着いて
すぐに加賀料理の昼食をいただいてから向かった
石川県立美術館広坂別館。
講演の会場です。
『 気づきの空間 』 のタイトルでお話させていただきました。
電車の中でも原稿を書き直すような状態で挑みましたが、
皆さんから 「 良かったです 」 のお声を頂いて一安心。
夜、も一度加賀料理をいただいてお宿へ。
有名なビジネスホテルのチェーンですが、
この写真で解るでしょうか?
便器の前に立ってオシッコしたら
正面の大きな鏡にチ〇チ〇まる映り!
・ ・ ・ こりゃイカンだろぅ!
外に出て2軒ハシゴしたら、
ホテルに戻ったのは、記憶では午前2時頃だったと思いますが、
朝はキチンと起きて、シッカリ朝食食べました。
11日 ( 日曜日 ) です。
金沢の街を楽しむつもりで歩いて、
まず兼六園。 ( ホントは、たまたま行き着いたのですが )
有名な “ 雪つり ” ですが、
聞いたところでは
最近はこれが必要なほど雪は積もらないのだとか。
遠くの山の雪景色はいかにも雪国です。
黒田さんのキルト教室の作品展会場
21世紀美術館。
発表直後から非常に注目されている建物です。
金沢の文化度の高さを実感しました。
ショッピングセンターに入るように、
普通の人が気軽に美術館に出入りする様子。
これは他の街では見たことがない感じです。
これは 『 天神橋 』 。
映画 『 大河の一滴 』 に出てきた橋です。
この機会に是非見ておきたかったので訪ねました。
この “ 見返り美人 ” さんはウテナさん。
台 と書いて ウテナ と読むお名前を以前ここでも紹介しました。
そのほか、
八田與一を偲んでふるさと偉人館や
その他諸々 ・ 諸々たっくさん見て回りましたが、
ながくなるので省略します。
今回のキルト会場でも尺八の演奏をされた
辻本好美さんが私にとあずけてくれていた最新CD。
で、帰りに新大阪からの特急くろしおで、
たまたま私が乗った車両で乗り合わせた パンダさん!
人口28000余りのある町で
図書館の図書購入費が今年度1200万円だったとか。
その町の担当者曰く、
「 君のところの市では100万くらいやで 」 と ・ ・ ・ 。
人口31000余りの市で、
図書購入費が100万程度か?
確かにうちの事務所は、書籍費使いすぎてる ・ ・ ・ 。
公的な機関の指針では、
その町の場合、
図書購入費は2000万円位が標準なのだそうですが、
「 そんな予算、議会で通るはずない! 」 とも。
図書館は一般的に本が沢山ある方が良いように思われますが、
その担当者の話では、
清水地区 ( どこの町か解るヤン! ) の図書館で、
書架にギチギチに詰まっていた本を減らして、
ワザと半分くらいの量にしたら、
かえって貸し出しの量が増えたそうです。
気分よく見ることが出来て、
読んでみたくなる本の量というのがあるみたいです。
図書館だけのことではなくて、
本屋さんや
その他の小売店でも同じ理屈がありそうな気がします。
山の中の道を走っていると、
外壁の板やシックイが落ちて
中の土壁 ( 荒壁 ) が見えている建物を見かけることがあります。
この土壁がなんとも美しい。
店舗などで、この土壁を再現して塗ったことがありますが、
どこも室内でした。
「 外壁にも使えたらいいのに 」
と思ってきましたが、
元が土なので雨風に耐えられて質感も出すことが、
思いの外難しいようです。
今日の打ち合わせで、左官さんが
質感の確認のために持ってきていたのが
猫の 『 たま駅長 』 の貴志駅の壁で使った見本塗り。
彼が仕事をした建物です。
出来上がった建物を見ると、
なかなかいい質感が出ていますがこれも室内。
今は、
期待して外壁にも使えて質感も出ている
見本塗を待っている段階です。
昨日無事 ( ? ) に確定申告終わりましたが、
毎年この時期に奥さんから叱られます。
「 書籍費使いすぎ。
もう少し考えて本買うように! 」
だから、
毎年2月、3月にはあまり本買っていません。
先日、4つ年上のおねぇさんが言いました。
「 歳とって記憶力が下がるのは便利で、
以前読んだ本も初めてのように読める。 」
私はもっと便利で、
歳とる前から古い本を初めてのように読めるんです。