CAOS
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リンクしているブログをこちらに引っ越しました。
ホームページの作成ソフトの不具合で
直接リンクが設定できないために
OCNの古いブログを経由しての
アクセスになっています。
と言われますが、
「 こんな本数で採算取れたのか? 」 と思いました。
明治何年と言われたか、南海電車の古い時刻表です。
漱石が和歌山に来た明治44年に近い頃のものです。
難波~和歌山市駅間の直通が5本、
直通でないのが2本だけです。( X 往復ですが )
今月 『 茅の会 』
県文書館の溝端さんの絵葉書コレクションから
『 夏目漱石来和100年記念シンポジウム 』 で
展示された写真を見ながら、
漱石の足取りに沿って当時の様子をうかがいました。
漱石はこの経験を
小説 『 行人 』 に描いているのだそうです。
今日のお話の本筋はここに書き切れませんが、
溝端さんのコレクションが評価される理由は、
事の経過や周辺を資料として整理さていることだそうで、
例えば、
当時 「 東洋一 」 とか 「 日本一 」 とか唄った
和歌浦のエレベーターの動力を質問すると
「 電気モーターで15馬力 」 と迷わず答えが返ってくる。
といった具合です。
ただ表面だけを飾った話はそれだけのものですが、
周りを固めながら深めていった知識の話は
迫力があります。
溝端さんの口調は極めてひょうきんな感じですが、
話しに引き込まれるのはそんな理由からでしょうか。