CAOS=ひゅうまんすけぇる

アナログで、マイペースで、ゆっくりと・ゆっくりと・・・
それでいいじゃないですか、それがヒューマンスケール!

CAOS

建築設計事務所カオスのホームページから リンクしているブログをこちらに引っ越しました。 ホームページの作成ソフトの不具合で 直接リンクが設定できないために OCNの古いブログを経由しての アクセスになっています。

ミョウなことに興味を持つ

2011-10-30 | 日記・エッセイ・コラム

と言われますが、

「 こんな本数で採算取れたのか? 」 と思いました。

P1030418

明治何年と言われたか、南海電車の古い時刻表です。

漱石が和歌山に来た明治44年に近い頃のものです。

難波~和歌山市駅間の直通が5本、

直通でないのが2本だけです。( X 往復ですが )

 

 今月 『 茅の会 』

県文書館の溝端さんの絵葉書コレクションから

『 夏目漱石来和100年記念シンポジウム 』 で

展示された写真を見ながら、

漱石の足取りに沿って当時の様子をうかがいました。

 漱石はこの経験を

小説 『 行人 』 に描いているのだそうです。

 

 今日のお話の本筋はここに書き切れませんが、

溝端さんのコレクションが評価される理由は、

事の経過や周辺を資料として整理さていることだそうで、

例えば、

当時 「 東洋一 」 とか 「 日本一 」 とか唄った

和歌浦のエレベーターの動力を質問すると

「 電気モーターで15馬力 」 と迷わず答えが返ってくる。

といった具合です。

 

 ただ表面だけを飾った話はそれだけのものですが、

周りを固めながら深めていった知識の話は

迫力があります。

溝端さんの口調は極めてひょうきんな感じですが、

話しに引き込まれるのはそんな理由からでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする