CAOS=ひゅうまんすけぇる

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手抜き工事  ・・・か?

2011-10-25 | 日記・エッセイ・コラム

 欲しい書式があって、

よその事務所で作ったのを公開していないかと

インターネーットで検索しているときに、

実に細かく工事記録をつけている設計事務所を見付けて

感心していましたが、 おや? と思うことが。

屋根材を葺くための下地になる板を野地板と言いますが、

ここで使われる合板を “ コンパネ ” と表示しています。

 

 これだけきっちりした事務所がなんでやネン?

コンパネはコンクリートを流し込む型枠を作るための合板で、

野地板に使うようなものではなくて、

普通ここでは “ 構造用合板 ” でしょうね。

長い目で見たときに合板よりも杉板の方が安くて強いようですが、

板の幅が狭いのでつなぎ目に釘が入る確率が高くなって、

効かない釘が多くなって良くないという意見も ・ ・ ・ 。

 

 今日見た事務所では

本当にコンパネを使っているのか構造用合板のことを

ただコンパネと表示しただけかは解りませんが、

最近、コンパネを使うという工事屋さんに、

構造用合板でないとダメと

注意して変更してもらった実例もありました。

恐らくコンパネを使っている現場も沢山ありそうです。

( 構造用合板より安いし )

 

 そう言えば今日友達の大工さんからも

ちょっと興味深い話を聞きました。

耐震のための改修をするかどうか検討中の建物だそうです。

和歌山市内で築40年くらいの木造住宅。

平屋の建物に途中で2階をのせる工事をしているとか。

彼曰く、

「 最初に建てた大工も大概適当な人やな。

 そのあと2階をのせた大工は、

 こりゃもう大工とは言えん仕事してるわ! 」

興味深いのはその次

「 有田の大工にも色々いるけど、

 こんなことするヤツは居らんワ!

 街の人間は上手いこと儲けるナ! 」

神戸の地震の直後、

倒れた家でもっとひどいのを私は見ました。

 

 街に行くほど仕事が悪くなる傾向があるのは

間違いなさそうです。

・ ・ ・ と言うよりは、最低のラインが

      田舎の方がまだいくらかマシなところで

      担保されているということでしょうか。

有田の人は、街の人よりは安心して良さそうです。

コメント
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