対戦型の競技は、勝ち負けがハッキリしていていいのですが、
今日のボクシングを観ていて、
勝者と敗者の違いの大きさを感じました。
負けた者が動けずに、そこに居ても、
目の前で勝者への祝福が始まってしまいます。
勝った者と敗れた者の間には、それだけの差があります。
チャンピオンがかっこ良かったのは、
勝ったことだけではなくて、
負けた者への礼儀を欠かさなかったこと。
勝ってなを自分の至らなかったことを謙虚に反省して、満足していなかったこと。
私にはそう感じられました。
先日のデザイントークで、
ある大学の先生から
「 光を意識していることが明らかな建築 」
と言われました。
明らかに意識しています。
照明計画による灯り
・ ・ ・ だけではありません。
窓から入ってくる昼間の光も、
時には、照明の灯りのように使うことを意識します。
夕方訪ねて来た、照明器具メーカーの営業マンは、
家具の事業部に所属していたことがあるのだそうです。
期待に反して、技術系の人も含めて、
メーカーの人で、インテリアから照明を考えている人は少ないです。
ガッカリするくらい。
家具を経験しているからでしょうか?
今日の人は、インテリアと照明の密接な関係が整理できていて、
照明だけで来た人よりも、照明が好きなのだろうと感じました。
論の確かさは、営業マンの枠を超えている印象です。
時々こういう人と出会います。
嬉しくて、すごく楽しい気持ちになります。
こういう人は、
営業マンとしては、売上あがらないんだろうなぁ ・ ・ ・
今日の旧清水町あらぎ島です。
少々曇りがちな天気でしたが、美しい風景です。
奥に見える橋が残念 ・ ・ ・ 。
この橋のおかげで便利になったことも確かですが、
風景を破壊した罪もありますね。
地元で聞いた話です。
あらぎ島の中にポツポツと建つ小屋。
「 よそから来た人は、あの小屋がなければ もっといい!
と言うけど、
あれは、昔牛で田んぼを耕していた頃に、
日頃は家の近くで飼ってるけど、耕す時期だけあそこに牛を連れて行く。
牛は歩きがノロいから、毎日連れて行くのが大変で、
その時期だけあの小屋で飼ってたんや!
そんな事情を知ったら、あれは風景を壊しているんじゃないって解るはず。」
とのことでした。
今見える事情だけではなくて、
正しく背景を知ってから考えなければいけないという教訓でした。
先週のことです。
建築家協会和歌山地域会の忘年会で、デザイントークという催しがありました。
完成した自分の建物の写真をスライドに映して、
設計やデザイン意図を発表して、それに対してみんなで意見を言うものです。
結構厳しいことで知られています。
私も発表者の1人だったのですが、
時間がなかったので、覚悟していた割にはキッツイ指摘が少なくて、
『 勉強 』 という意味で、少々残念でした。
今日、
ある事務所を訪ねて、
「 デザイントークをもう1度お願いできませんか 」
と頼みました。
忙しい中、無理なお願いをきいてもらって、
所長と所員全員仕事を止めて3時間余り私のために協力してくれました。
沢山意見をもらったのですが、
その中でも特に、「 厳しい人は、次元が違う 」 と感じたことを1つ。
外観の写真を見た所長の言葉です。
「 この写真、雲の位置が悪い! 」
建物について厳しいのは当然です。
「 完成写真の時でも気を抜くな! 」
という指摘は、背筋が伸びる思いです。
建物については、私自身相当シビアに検討して創っていると思っています。
空の状態は、その時次第だと思っていましたが、
美しいモノを求めると、そこにも妥協してはいけない。
“ そんなことも妥協しないから、建築も美しい ”
そう考えるべきなのだろうと、勉強させていただきました。
今見ている、このパソコンの画面を画像にできるのをご存知でしたか?
キーボードの [ プリントスクリーン ] ってのを押すと、
画像にできることを初めて知りました。
どのパソコンにもある機能だそうです。
パソコンってヤツァ ・ ・ ・
どこまで謎を秘めた箱なんだか ・ ・ ・