CAOS
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先週のことです。
建築家協会和歌山地域会の忘年会で、デザイントークという催しがありました。
完成した自分の建物の写真をスライドに映して、
設計やデザイン意図を発表して、それに対してみんなで意見を言うものです。
結構厳しいことで知られています。
私も発表者の1人だったのですが、
時間がなかったので、覚悟していた割にはキッツイ指摘が少なくて、
『 勉強 』 という意味で、少々残念でした。
今日、
ある事務所を訪ねて、
「 デザイントークをもう1度お願いできませんか 」
と頼みました。
忙しい中、無理なお願いをきいてもらって、
所長と所員全員仕事を止めて3時間余り私のために協力してくれました。
沢山意見をもらったのですが、
その中でも特に、「 厳しい人は、次元が違う 」 と感じたことを1つ。
外観の写真を見た所長の言葉です。
「 この写真、雲の位置が悪い! 」
建物について厳しいのは当然です。
「 完成写真の時でも気を抜くな! 」
という指摘は、背筋が伸びる思いです。
建物については、私自身相当シビアに検討して創っていると思っています。
空の状態は、その時次第だと思っていましたが、
美しいモノを求めると、そこにも妥協してはいけない。
“ そんなことも妥協しないから、建築も美しい ”
そう考えるべきなのだろうと、勉強させていただきました。