CAOS=ひゅうまんすけぇる

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『 潮騒 』 の舞台を訪ねる

2014-04-28 | 日記・エッセイ・コラム

 昭和25年に出来た中学校の1期生だと言う、

畑仕事していたおじいさんは、

「 三島先生が家の前を毎日行き来していたのを見たし、

 映画化した女優さんを全員見た。 」

とのこと。

 

 伊勢湾に浮かぶ周囲4㎞ほどの小さな島。

『 神島 』 は、

鳥羽の港から市営の連絡船で今でも40分ほどかかります。

三島由紀夫がこの島に注目しなかったら

今頃はどんな感じになっていたでしょう?

 

 三島由紀夫の小説 『 潮騒 』 の舞台。

神島 を訪ねました。

Cimg1081

 

 今では、ケーブルテレビが観れるし、

本土から水道もひかれて、

以前ほどの

離島の不便さは無くなっているように見受けられました。

Cimg1038

以前は、小さな島では水不足が慢性化していて、

この溝を流れる表層水で

島の女たちが洗濯していました。

小説でもここで一波乱あります。

 

 八代神社のこの階段も重要な舞台。

Cimg1042

 

 都会に住んでいる灯台長の娘が帰って来て、

やきもちから主人公の2人の立場を悪くする展開は、

物語の構成ではとても大切な部分です。

Cimg1049

 

 何と言っても ・ ・ ・

なんっちゅうても ・ ・ ・

『 潮騒 』 で、1番大切な場所はここ!

Cimg1062

監的哨です。

天候が荒れて、

漁が休みになったらここで会おうと2人が約束するんですね。

Cimg1069

この四角い部分のたき火で、

吉永小百合さんが

のちには、山口百恵さんが、

濡れた服を脱いで乾かしていたら、

目を覚ました若者が 見せろ と言う。

「 その火を飛び越して来い。

 その火を飛び越して来たら 」

っていうドキドキする場面覚えていませんか?

 吉永小百合や山口百恵レベルと約束していたら、

ものすごくキツイ道なんだけど、

嵐の中でもムリして行く っちゅうネン!

 

 グルっとまわって、

4㎞、2時間ほどの行程ですが、

上り下りの激しさが尋常ではなかったのですが、

なんでも行きたかった場所。

とても良い体験でした。

 

 その他にも、

今回行きたかった場所があって、

実現したのだけれど、

ながくなるので日を改めます。

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