昭和25年に出来た中学校の1期生だと言う、
畑仕事していたおじいさんは、
「 三島先生が家の前を毎日行き来していたのを見たし、
映画化した女優さんを全員見た。 」
とのこと。
伊勢湾に浮かぶ周囲4㎞ほどの小さな島。
『 神島 』 は、
鳥羽の港から市営の連絡船で今でも40分ほどかかります。
三島由紀夫がこの島に注目しなかったら
今頃はどんな感じになっていたでしょう?
三島由紀夫の小説 『 潮騒 』 の舞台。
神島 を訪ねました。
今では、ケーブルテレビが観れるし、
本土から水道もひかれて、
以前ほどの
離島の不便さは無くなっているように見受けられました。
以前は、小さな島では水不足が慢性化していて、
この溝を流れる表層水で
島の女たちが洗濯していました。
小説でもここで一波乱あります。
八代神社のこの階段も重要な舞台。
都会に住んでいる灯台長の娘が帰って来て、
やきもちから主人公の2人の立場を悪くする展開は、
物語の構成ではとても大切な部分です。
何と言っても ・ ・ ・
なんっちゅうても ・ ・ ・
『 潮騒 』 で、1番大切な場所はここ!
監的哨です。
天候が荒れて、
漁が休みになったらここで会おうと2人が約束するんですね。
この四角い部分のたき火で、
吉永小百合さんが
のちには、山口百恵さんが、
濡れた服を脱いで乾かしていたら、
目を覚ました若者が 見せろ と言う。
「 その火を飛び越して来い。
その火を飛び越して来たら 」
っていうドキドキする場面覚えていませんか?
吉永小百合や山口百恵レベルと約束していたら、
ものすごくキツイ道なんだけど、
嵐の中でもムリして行く っちゅうネン!
グルっとまわって、
4㎞、2時間ほどの行程ですが、
上り下りの激しさが尋常ではなかったのですが、
なんでも行きたかった場所。
とても良い体験でした。
その他にも、
今回行きたかった場所があって、
実現したのだけれど、
ながくなるので日を改めます。
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