子供の頃、若い頃は西洋のものが洗練されていてカッコいいと思っていました。
私が育った時代にはみんなそんな風な価値観を持っていたと思います。
日本で生まれて育ったものの奥深さや味わいに気付いたのは、
随分大人の年齢になってからです。
辻本さんのお父さんからご案内を頂いていました。
東京芸大邦楽科で尺八を専攻された辻本さんのお嬢さんと
同じく箏を専攻されたお友達とで企画した、
東日本大地震の被災者を支援するためのチャリティーコンサートに
昨日出掛けました。
前回、このお二人が大学を卒業されてすぐのコンサートで、
尺八と箏の演奏に感動して、
次の機会を楽しみにしていました。
以前も書きましたが、
たっくさんの音が混じって一つの音に聞こえる感じが、
深い味わいになっているように感じます。
箏の音は、何色もの糸を縒り合せて太くなっている感じ。
尺八は、何色もが混じり合って渦巻いて迫ってくる感じ。
音の感じを言葉にするのは難しいけれど、
私にはそんな風に感じます。
出来れば、
夜の部の教会での演奏を体験したかったのですが、
時間が取れなかったことが残念。
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