近くの現場の場合、
1日のうちで、座っているのが一番つらい時間帯を選んで現場に行くことが多いので、
自然午後2時半過ぎから3時半頃になります。
現場の人たちも 「 ちょっと一服 」 の時間に重なるので、
座り込んで打ち合わせするのにも都合がいい時間帯でもあります。
一通り見て廻った頃、
大工の若い衆が近付いてきました。
エライ近くまで来て、何を言うかと思ったら、
「 熱いコーヒーと、常温の缶コーヒーがありますけど、どっちがいいですか? 」
って、
「 常温の缶コーヒーっちゅうのは、
どっかでもらって、そのまま車に置き忘れてたコーヒーやないかぁ! 」
同じ現場で、ただ足場に立てかけてある梯子に、
「 ま、大丈夫か! 」
と思って登ったら、2階の床の高さくらいまで行ったとき、
ズルズルって左に傾きだして、
死ぬかと思った ・ ・ ・
本宮に現場があった頃から、
その沿道で気になりながら行けていないところがありました。
中辺路の 『 とがのき茶屋 』
熊野古道沿いの茶店です。
たまたま来られていたご親戚の方とお話出来ましたが、
「 80を超えたお婆ちゃんが、
いつまでこの店を続けられるかが心配です。
田辺市も今後このお店に注目してくれるようなので ・ ・ ・ 」
と言うようなお話をされていましたが、
よそから訪れた私達が、無責任に発言できない事情もあるようです。
この写真の構図が私は好きです。
画面上向こう側の建物。
こちらも 『 とがの木茶屋 』 さんのお店ですが、
お婆ちゃんが暮らしているのもこの建物のようです。
推測するに、
本来の熊野古道はもっと狭くて、
今の道幅に広げられた時に、
軒先を切らなければいけなくて、この形になったのではないかと。
ご親戚の方も、「 そんな感じがしますね。 」
と言われていましたが、
本当のことは解りんせん。