渾沌滅七竅

生命ある無秩序を愛する渾沌。

ハープ、心新たに

2019年01月02日 | 日記

年末、松田先生の演奏をCDはじめ、いろいろと繰り返し聴き、直接お伺いするに、都度、吹き方が違うので、大いに惑わされる。

大ベテランの生徒さんのM澤さんやK林さんの演奏も、それぞれ特色があり、この曲の多様さ、面白さに嵌ってしまう。   パッカリング・タングブロッキング奏法を織り交ぜ、2本のハープを巧みに操りながら、演奏者の色合いの曲に仕上げるので、皆それぞれ違う。  皆さんの演奏をよくよく聴きながら、自分の「Michelangelo」を創り上げたいが。

無論、1本のハープで吹く浅見先生編曲版も洗練されていて、原曲の荒削りな持ち味とは趣を異にし素晴らしく、ぞっこんだ。

定番曲と言えど、聴く人に訴え掛ける納得の演奏は、そうそうお目に、否、お耳に掛かれない。    そんなことを考えると、心に浸み込み、させられる30曲前後を厳選し、己のものにし、『私なりの特徴のある演奏曲に仕上げ、磨きを掛ける』ことが、何より大切だと考える様になった。

始めた頃、吹きたい曲をリストアップしたら160・70曲にも及び、先輩に笑われたことがあった。     今、改めて、折に触れ、厳選ピックアップした楽曲を数えると、優に50曲やそこらにはなり、いつの間にやら、また徐々に増えてしまう。       己独自の持ち味を示せて、心から魅かれる楽曲に磨きを掛けるには、この位の曲目数に抑えることで十分な様な気がして来ている。    あれもこれもで、結局、1曲も自分のモノになっていない状況からは抜け出そう。  もし、余裕があるのであれば、枠を広げれば良いだけの話。

「枯葉」「Georgia On My Mind」「St.Louis Blues」「夜のタンゴ」「El Condor Pasa」「El Choclo」「・・・」等々、「Michelangelo」も、それらの中の一曲。   10年やそこらは、あっと言う間だ。

時代を超える素晴らしい名曲は、世界中に数多あるが、今年は、中でも大好きな曲を テーマ毎に厳選、見直し、我が物として磨きを掛けよう。  「散歩のついでに、富士山に登れる筈はない」

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