#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

NYから1年

2007-12-08 | memories
ひとり寒々しく過ごしたあのNYから1年。
時間の経つのは、早いもの。
あれからどれだけ自分は成長したのだろう。

年明けの書き初めで記した「躍」。

2007年は公私ともに大活躍を!
…そんな思いを一文字に込めた。

振り返ってみれば、どうだろう。
自分が思い描いていたように、
        自身を発揮したのだろうか?


明日はビール会社のナレーション録音で、朝から東京入り。
佐藤B作さんにお願いしている。

長年の念願だったビール会社のTVCMをこの年末に手がけて
2008年初頭からオンエアの予定だ。

TVCMのBGMは、南国ドロップス。
CM用に書き下ろし、録音まで行った。

言ってみれば、これが今年の集大成。
公私ともに大活躍のカタチ…である。

しかし、何かが足りない。

片や、杓子定規にルール決めをする会社の動き。…Pマーク。
片や、なんでも前例を持ち出す指針のないクライアント。…コンプライアンス。

自分の中では、こちらの窮屈さが今年を象徴している。

NYで感じたラジカルでクリエイティブな活気。
常識に縛られず、新たなスタイルを築こうと闊歩する人たち。

創造こそが、人間本来の存在意義。
そんな全肯定が、心地よかった。

しかし、今のボクはアンバランスだ。
あいかわらず水面下でバタバタもがいて、全然前に進んじゃいない。

「躍」は確かにバタバタ派手に動くイメージだ。
 実際、今年は派手な動きをした。

 CDを出し、フォトミュージアムを企画実施し、
 半月板の手術をし、クルマを廃車にする事故を起こした。

あたりに何かを撒き散らしている…そんな印象である。
もう少し、地に足をつけて、まっすぐと目的地に向かわねば。

    2008年の一文字は「進」に。 
    派手な横振りを前の動きに変えたい。
    そして、しっかり現状を打破したい。
    ここから抜け出すことが、新たな自分をつくる…。
    そんな気がする。


Comments (2)
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殯の森

2007-12-06 | BOOKS&MOVIES
人は死んだらどこにいくのだろう?

ある時ふと…
後ろ姿や、
悪態や、
口癖や、
匂いや、
怒声や、
笑い声なんかが
そのまま甦ってきたりする。

生きてる時だって、
ずっとそばにいたワケじゃない。

でも
辛いとき、楽しいとき、哀しいとき、
いきなり目の前に顕れては、
そっと声をかけてくれたりするんだ。

目に見える世界だけが、現実。

そんな杓子定規な価値観に追われ、
どんどん感覚がにぶってきてるけど、

森に分け入り、ケモノの気配を感じ、
五感を研ぎ澄ます状況に身をさらしてみると、

生と死が1と0のデジタルな境界線で隔てられているのではなく、
連綿と続くアナログな交錯で成り立っていることを思い知らされる。



死。



ボクは死を畏れる。
それは得体の知れないものとして。
それは未知へと続くものとして。
それは自己を超越した世界として。

だからこそ、
死を常に感じていたい。
そう考える。

身近なひとがいなくなる。
それはほんとに尊いことではあるけれど、
生と死のあわいを結ぶ「つな」として、
みずからの立ち位置をふりかえる良い機会なのだ…と思う。

「もがり」…とは、
いなくなったひとを想う時間や場所のこと。

埋葬の時代は、
死者の魂が戻ってくる時間として
しばらく亡きがらを安置していた…という。

メメントモリ。
死を想え。

「もり」は、

生きる意味を気づかせてくれる。




必見。





「殯の森」公式ホームページ
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一難去ってまた一難

2007-12-05 | Photo-diary
2日間におよぶ壮大な撮影を終え、小休止の今日。
昼過ぎから予約しておいた歯医者へ向かう。

昨日の疲れがまだ目頭に残っている。

ずっと疾走してきたような
そんなイメージ。

いつまでも終着のみえないレースに参加していたような気分。
やっと昨日、その「よすが」を掴んだ…そんな充足を感じていた。


   …なのに。

   …また。


災難とは、一難去っては、また訪れる。


   …やれやれ。


廃車に歯医者か…と、くだらんオヤジギャグが巡る。


   来週にも親知らずを2本、抜くことに。


なんてこった。
またもや、痛い話。

今から上あごが、ヒリヒリと浮ついた音を立てる。
今年は、ホントに…当たり年なのだ。
迷惑な話だけど。



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