#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【Apr_24】MOKKproject05『地樹なく声、ピリカ』

2017-04-27 | DANCE
ダンスカンパニーMOKK活動10周年記念全国ツアー公演
MOKKproject05『地樹なく声、ピリカ』@ロームシアター京都

京都初演のあと、すみれさんと先斗町界隈の「クラムボンがよく行くお店」へ。

そんとき写真の話になり、ボクが目指す写真の展望は?みたいな質問を受け、
思いの丈ばかりでロクにコトバを紡ぐことが出来なかったのだけど、

翌日の最終公演を一観客として受け止めているうちに、
シナプスが繋がるようにいろんなことが明解になったのだった。

そうそう、すみれさん、ボクが言いたかったのは、コレですコレ!
MOKKの『ピリカ』から素敵なビジョン受けとって
「そやそや、こういう写真が撮りたいんや」って、
いつの間にか関西弁で独りごちる。

舞台芸術って、特にダンスのようなコトバを持たない作品は、
観る側の思考や思想がそのまま見える化するって云うけど、
ボクが目指す写真ってコレなんです。

つまりは【関係性】なんですよ。

ひとりが動くと波立つプールのように、
お互いの動きが影響し合って全体が存在している。

それは何も人に限った話ではなく、風も樹々も動物たちも、
あらゆる生命体が有機的につながっているのだけど、

ズームインすればひとつひとつの動きの連なりが、
ズームアウトすると大きなうねりとなっていて、
「いのち」って結局、その【あいだ】に存在するんじゃないかって。

社会学的には、
ひとりひとりの作り出す波が、
政治や経済や社会の綻びの因子になってるってコトなんだけど、


もっと根源的に
「あなたの命は、目の前のボクと、先祖のおじいちゃんと、遠景の山々と、
これから生まれる子どもたちとの【あいだ】に存在する」んだって。


だから収斂して霧散する精霊たちのダンスのような、
クライマックスのこの場面は、「いのち」そのものだったなぁ。

ボクはそういう【関係性】が見える写真が撮りたいの、です。

構成・演出・振付/村本すみれ
出演/青木尚哉 新宅一平 竹内英
明 森川弘和 金子愛帆 小松睦 菅彩夏 手代木花野 中村優希 村田茜

音楽/松本淳一
美術/青木拓也
照明/高田政義
音響/林あきの
舞台監督/湯山千景
制作/上栗陽子、鳥井由美子
協賛/parkERs
主催・企画制作/MOKK

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