#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

La Vie en Rose

2007-03-22 | BOOKS&MOVIES
Hold me close and hold me fast
The magic spell you cast
This is La vie en rose

When you kiss me heaven sighs
And tho I close my eyes
I see La vie en rose

When you press me to your heart
I'm in a world apart
A world where roses bloom

And when you speak, angels sing from above
Everyday words seem to turn into love songs

Give your heart and soul to me
And life will always be
La vie en rose

抱いておくれ しっかりと
君のかける呪文 バラ色の人生
君の口づけで天国が吐息をもらす
目を閉じると見える バラ色の人生

君の心臓に押されれば
そこは別天地バラの花咲き乱れ
君が口を開けば空から天使が歌唄う
日々の言葉一つ一つが恋の歌となる
おくれこの僕に 君の心と魂を
そうすれば人生はいつもバラ色の人生

「バラ色の人生」を挿入歌に持ってくるあたりが、すでに切ない。
男と女のつかの間の幸せを歌ったシャンソンの名曲が、
逆光のふたりのシルエットに重なるように流れる。

決してバラ色ではなかったアメデオ・モディリアーニとその妻ジャンヌ・エビュテルヌの
人生を描いた「モディリアーニ・真実の愛」は、アンディ・ガルシアがモディリアーニに心酔して
制作総指揮を司り、自ら主演した映画だ。

アメデオ・モディリアーニは、1884年7月12日にイタリアで生まれ、フランスはモンパルナスで活躍した作家である。
同時代の作家にパブロ・ピカソがいる。スペイン人とイタリア人という異国の作家同士だったこともあり、
お互いを激しく意識した間柄だった。ピカソが名声を欲しいままにしたのとは反対に、
モディリアーニは、天才ゆえの不遇の生涯を36歳で終える。

生涯を貧窮と持病の肺結核で苦しみ、その不遇を紛らわすべく、
大量の飲酒、薬物使用などの不摂生を繰り返す。
妻のジャンヌ・エビュテルヌは、酒と薬で身を滅ぼすアメデオを献身的に見守り、
子どもを身ごもりながらも、1920年1月24日に彼が死んでしまうと、
その2日語に後追い自殺を図ってしまうのだ。21歳という若さで。

「バラ色」とはほど遠いが、愛で燃え尽きたふたりの人生。

切なくてやりきれないが、100年近くたった今でも、
人の心を揺るがす愛の強さを感ぜずにはいられない。

アメデオ・モディリアーニの遺作は妻を描いた「ジャンヌ・エビュテルヌの肖像」である。
映画の中でも、彼の作品はひときわ人の心を打つ。







Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Orion DRAFT New Design! | TOP | 妻帰国。 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | BOOKS&MOVIES