goo blog サービス終了のお知らせ 

#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【on_Flickr】THE_SENTO

2018-04-11 | SENTO
2017年から足繁く通っている銭湯の写真をまとめました。

【on_Flickr】THE_SENTO
消えゆく昭和の社交場〜銭湯。

「公衆浴場などではなく自宅で入浴するようになったことは、人々の自身の身体への意識、
羞恥心、身体への経年変化への感受性も大きく変えたと考えられる
簡単に言えば、自らの身体の変化のみに意識が集中し、老いは誰の身にも必ず訪れるものであることを
受け入れにくくなったと言えよう。他者の身体を実際に見る機会が少なくなり、老若男女、体型や身体がさまざまあることも
徐々に実感ではなく、観念的にとらえるようになった。」(山本芳美著『イレズミと日本人』より)


地域の人々の社交場としてあった銭湯。
色々な人がいて、色々なカラダがあって、
様々なことに寛容となる「公」の場があったからこそ、
共助の精神、公助の気持ちも培われた。

他者と対峙することで、自身を省みることが出来る。

昨今の「忖度」は、「公」の精神が薄れ、「私」に固執する余り生まれた態度だと、ボクには見える。
四肢を失った人や、腹や背中に大きな手術痕のあるお年寄りと風呂場を共にして、
さまざまな人たちと共生していることを実感する場、銭湯。

ハダカになれば、すべてが見える。そのような寛容性が、今は必要な時だと思う。

#photobybozzo
#銭湯

写真は板橋の「愛染湯」。

【Sep_01】神田の「燕湯」

2018-04-11 | SENTO
珍しく朝風呂メインの銭湯。朝は6時から営業、夜8時で締まる。
浴場には富士の溶岩が大きく鎮座し、一時はそこから滝のように湯が流れていたようだ。
お湯は45度強の熱め。朝から入ると全身シャキとなる。
白を基調としたタイルの内観が、その気分をさらに引き立てる。
「わ=沸いた」「ぬ=抜いた」の看板で営業を表す風情も、今では貴重。

#photobybozzo
#燕湯
#神田

【on_Flickr】THE_SENTO
消えゆく昭和の社交場〜銭湯。

【Apr_05】1927年の銭湯「当り湯」

2018-04-11 | SENTO
本日の銭湯。横須賀の当り湯。1927年の面影がそのまま。
トイレが広いのは、巡業に来たお相撲さんが入りやすいように…という。
時代である。ロッカーが5つしか見当たらない。あとは、脱衣籠を使うようだ。
貴重な山小屋のペンキ画は、今は亡き笹野富輝さんの作。
今となっては貴重な存在。

1927年から時間が堆積したような風情。
湯船のシミや天井のホコリなど、「汚い」と一言では片付けられないモノがある。
そういう感性を持ち得ない輩は、星ひとつの評価しか出来ないだろうけど。

とにかく、ボクが求めている銭湯のすべてが、此処には在る。

#photobybozzo
#当り湯
#横須賀

【on_Flickr】THE_SENTO
消えゆく昭和の社交場〜銭湯。

【Apr_09】神楽坂の「熱海湯」

2018-04-11 | SENTO
本日の銭湯。神楽坂の熱海湯。人形町の世界湯同様、花街の銭湯。
今も検番が近くにあり、芸者さんが道行く界隈。
番台式ですっきりとした浴場。鯉のタイル画が緻密で素晴らしい。
脱衣所横には池があり、金魚が泳ぐ。

シンプルな中に昭和の精神が宿る、生粋の銭湯である。

#photobybozzo
#熱海湯
#神楽坂

【on_Flickr】THE_SENTO
消えゆく昭和の社交場〜銭湯。