#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【Oct_23】プロジェクト大山『それでもおどって』

2016-10-24 | DANCE
プロジェクト大山『それでもおどって@シアタートラム

初めての、そして待望の、本公演撮影。

【演出・構成・振付】 古家優里
【出演】三輪亜希子 三浦舞子 松岡綾葉 
    梶本はるか 長谷川風立子 加藤未来 
    田上和佳奈 菅彩夏 古家優里


以前からP大山は気になっていて、
綾葉さんからはダンコレの屋外パフォーマンスの撮影依頼とかはあったのだけど、
今回初めてHARUさんの横でゲネプロ撮影。

3年ぶりの新作であり、10周年の記念すべき公演ということもあって、
P大山の世界観がツメツメに詰まった力作で、

場当たりから参加してみると、
いろんなメタファーが散りばめられているのだなぁと、
ボス優里さんの創造の起点が垣間見られて有り難かった。

なんと言っても、乗っけの爆音はヘリコプターのプロペラの音であり、
世界を揺るがしている闘争感でもあり、
「ボレロ」がダンスの基軸ではあるのだけど、
そこにかぶさってくるもうひとつのプロペラ音は「タケコプター」であり、
アナザーな未来感であるわけで、

人間が所望して止まなかった浮き足立った「未来」が、
何を誤ったのか闘争の色に染められようとしている現実へのテーゼとして、

そしてまたP大山のあの…異星人のような恰好は、
村上春樹的もうひとつの世界であって、

ひとりひとりの選択の結果が顕れる「もうひとつの未来」があることを、
暗に示唆しているようでいて、ゆるいゆる〜いダンスの内側には、
揺るぎない確固とした精神=思想があることを、
この『それでもおどって』のタイトルには含まれているのだ…という、
そのことが、ボクには再確認できて良かったと。

やはりオンリーワンにはそれなりのワケがあるのです。

10年経ってますます輝きを増しているP大山。

日本が誇る唯一無二のカンパニーとして、
どんどん羽ばたいて欲しいと思った公演でした。

優里ボス有難う!
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