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#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【Jun_28】川崎市川崎区千鳥町

2016-06-29 | JORDAN
アマヤドリ劇団員撮影@川崎区千鳥町


昨日は本降りの雨の中、劇団員撮影。
千鳥町って化学工場が犇めく埋立地。
プラスチックの溶けた臭いが漂う僻地で、
人口は4世帯6人、人口密度は3人/km²。

そんな忘れられた場所で、雨の中、
どんな劇団員写真となりますやら。
お楽しみに。
ちなみに去年は月島で撮影でした。

【Apr_26】アマヤドリ



【Jun_01】義経千本桜 by 木ノ下歌舞伎

2016-06-14 | JORDAN
義経千本桜―渡海屋・大物浦―@シアターイースト


作|竹田出雲 三好松洛 並木千柳
監修・補綴|木ノ下裕一
演出|多田淳之介
出演|大石将弘 大川潤子 榊原毅 佐藤誠 佐山和泉 武谷公雄 立蔵葉子 夏目慎也 山本雅幸

今回、多田さんつながりで初めて「木ノ下歌舞伎」を撮影しました。
『義経千本桜』は観劇していたので、いったいどんな多田演出になるのだろう…と、
ワクワクしていたのですが、ホントオドロキのオンパレード〜!でした。

終わりなき戦いのなか、失われた声が甦る
“今”が“昔”に、“昔”が“今”に、
時代を超えて、現代を抉る〈逆襲劇〉。


このキャッチコピーそのままに、
平家と源氏の「殺し殺され、殺し殺され、殺し殺され、殺し殺され…」の終わりなき戦いのあと、
ついに平家滅亡の危機。清盛の息子知盛は、船宿「渡海屋」の主人銀平となって義経に復讐を企て、
起死回生の機会を窺います。

2年越しの潜伏の後訪れた契機に、渾身の思いで知盛は義経一行を攻めるのですが、
あわれその企てはすべて筒抜けでした。

結局のところ歴史に逆らうことは出来ない…諸行無常のエンディングが歌舞伎での幕切れだとすると、

ここからが多田演出のすばらしいところで、
「殺し殺され、殺し殺され…」で折り重なった幾万の命を、

現代からのパースペクティヴに置き換え、世界大戦で犠牲となった人々、
大震災で喪われた命の数々へとつなぎ、

その幾多の死者の上に、私たちの営みが「ここ」に在ることを、鳥瞰させてくれるのでした。

それは、レヴィナス言うところの…
「無意味に死んだ」同胞たちの死に責務を負い、彼らの分の未来に向けて「最善」を尽くす…という
…常に「死者」の存在が相補的な振る舞いでもって私たちを支えているのだ…というメッセージが、
舞台上の隅々にまで溢れていて、そこでどばぁっと涙が噴き出したのでした。

作品を締め括る楽曲の選定もイカしていて、日米の俘虜の顛末を描いた大島渚のあの名作も、
紐解けばその命題に行き着くことを重ねるようで、
おおなんと人は愚かな生き物なのか…と、嘆くことしきり。

ここに来てまた戦争が現実味を帯びてきた現代なだけに、この〈逆襲劇〉は、タダモノじゃないぞ…と、思わせる物でした。

あと2ステージ、06/18豊川にて、あります。
ぜひ、ご覧ください!

【May_30】ESQUISSE by RURI_MITOH

2016-05-31 | JORDAN
三東瑠璃“ESQUISSE”@代沢東地区会館

【on_Flickr】0530_ESQUISSE


スペイン&ドイツ遠征前のるーさんの稽古場にお邪魔。
最後の調整に勤しむ姿を撮影してきました。

このESQUISSEも、何度立ち会ってきたことか…。

その度に変貌しているってことは、
それだけるーさんの飽くなき挑戦が続いているってことね。

スウェーデン生活のあれこれも話を聞いてきて、
孤高のダンサーぶりに磨きがかかっていることを実感。

8月にはd倉庫での公演も控えているし、
その動きに目が離せないね。

9月頃、久々にPhoto_Sessionで対峙してみたいっす。

【on_Flickr】2015_IROSEPTET

2016-05-24 | JORDAN
IROSEPTET photo by bozzo in 2015
【on_Flickr】2015_IROSEPTET

大柴拓さん率いる七重奏団IROSEPTETの2015もまとめてみました〜!
渋谷公園通りクラシックスでの出会いが2014年の10/29で、
そのあと2015年の02/26に黄金町NITEHI_WORKSでのジャケ撮影を経て、
05/27に銀座ヤマハのホールでCD発売記念LIVE〜!でした。

最近すっかりご無沙汰しちゃってますが、
2016年のIROSEPTETも大注目株なので、今後のLIVEは要チェック〜!

2014_10/29LIVE@渋谷公園通りクラシックス
2015_02/26ジャケ撮影@Nitehi_works
2015_05/27CD発売記念LIVE@銀座ヤマハ

Iroseptet / イロセプテット
大柴拓 (ギター)
鈴木広志 (サックス)
羽鳥美紗紀 (フルート)
青山英里香 (ヴァイオリン)
吉田篤貴 (ヴィオラ)
島津由美 (チェロ)
相川瞳 (パーカッション)

【May_07】ケンジル・ビエン@ザムザ阿佐ヶ谷

2016-05-18 | JORDAN
ANTIBODIES_Collective「A界隈」@ラピュタ阿佐ヶ谷

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0507_ANTIBODIES

振付/出演 東野祥子
演出/音楽 カジワラトシオ
美術/OLEO
映像/斉藤洋平 (Rokapenis)
特殊美術/古館健
特殊映像/関口大和
即興演奏/中原昌也
ドラマツルグ/石橋源士
出演/ケンジル・ビエン、吉川千恵、矢島みなみ、JON(犬)、もっしゅ、加藤律、FANACO、
   齋藤成美、みなみりょうへい、田路紅留美、威力、尾身美苗、松原東洋
美術スタッフ/ヤノタカオ、倉持佑二、西村立志
記録/アーカイブ/ naoeikka
助成/SAISON FOUNDATION
制作/ANTIBO HQ
主催/阿佐ヶ谷アートストリート実行委員会

【May_07】ラピュタ阿佐ヶ谷@A界隈

2016-05-18 | JORDAN
ANTIBODIES_Collective「A界隈」@ラピュタ阿佐ヶ谷

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0507_ANTIBODIES

振付/出演 東野祥子
演出/音楽 カジワラトシオ
美術/OLEO
映像/斉藤洋平 (Rokapenis)
特殊美術/古館健
特殊映像/関口大和
即興演奏/中原昌也
ドラマツルグ/石橋源士
出演/ケンジル・ビエン、吉川千恵、矢島みなみ、JON(犬)、もっしゅ、加藤律、FANACO、
   齋藤成美、みなみりょうへい、田路紅留美、威力、尾身美苗、松原東洋
美術スタッフ/ヤノタカオ、倉持佑二、西村立志
記録/アーカイブ/ naoeikka
助成/SAISON FOUNDATION
制作/ANTIBO HQ
主催/阿佐ヶ谷アートストリート実行委員会

【May_13】「復興景気」でにぎわう夜の国分町@仙台

2016-05-16 | JORDAN
アマヤドリ初日打上を終え、仙台の歌舞伎町、夜の国分町へ。
通りを埋め尽くす黒服たち。その間を忙しなく行き交う女たち。

その活況に目を疑った。

サラリーマンやら土木関係者やらありとあらゆる種類の男たちが、
酔いに任せて大きな態度で闊歩していた。

これはまさしく「復興景気」だ。

【Mar_15】榊菜津美@きかんぼう02

2016-03-18 | JORDAN
榊菜津美(アマヤドリ)@きかんぼう

アマヤドリ 春のロングラン&ツアー公演出演!
ロクな死にかた』作・演出 広田淳一

2016 年4 月7 日(木)~18 日(月)@スタジオ空洞
2016 年4 月27 日(水)~5 月1 日(日)@シアター風姿花伝
2016 年5 月13 日(金)〜16 日(月)@せんだい演劇工房 10-BOX box-1
2016 年5 月27 日(金)〜30 日(月)@in→dependent theatre 1st

【Mar_13】態変主宰_金満里さん

2016-03-14 | JORDAN
劇団態変_東京公演「LUNGTA」@座・高円寺

終演後ホッと一息の金満里さん。

巡り巡ったご縁で、今回劇団態変の舞台撮影をすることに。
そのご縁に深く感謝するとともに、主宰の金満里さんのフトコロの深さに、心からシビれておる次第。

   この広い宇宙に、ポツンと存在する太陽系の中の地球の、
   そのまたほんの些細な点に満たない、態変という存在。
   そこに集まった我々は、途方もなく無限に小さな一人ひとりだ、ということ。

       (中略)
   思えばわたしは小さな存在の一人として、態変を立ち上げその芸術を尖らせ尖らせ、
   宇宙へ突き刺す鋒にまでしていきたいのだと思います。
   それは人間存在の本質を問う、根底の大地からの命の存在を宇宙にまで問う、闘いです。
   それをするのは芸術だと思います。

       (中略)
   経済優先主義・消費文明社会ではもう立ちゆかない人間の生み出した文明、
   それを具体的に転換させる新たな価値の創出を、
   人間にとっての〈死〉を正面に見据え、懐きながら生へと歩むチベットの人々の理を、
   美しい、と思い作品化しました。


   態変の身障者身体表現でこそ、カオスの中から摂理が生まれる瞬間の抽象性と、
   魂の奥底から必然を掴み取る具体性の、その両方を描けるものと思います。


                       (LUNGTAパンフより金満里さんのコトバ)

「態変」とは、生きていくのもタイヘンな(あらゆる意味で)
自分たち身障者のことを揶揄したネーミングだと思うのだけど、
そんな17人がカラダを張って、カラダが感じる社会への異和を表出している。
17人のカラダが「おかしいだろ」と訴えているのだ。

そこには健常者だから、身障者だからのカテゴライズは無効である。

宇宙から照射された小さな小さな存在であるわたしたち一人ひとりの、
等価としてのひとつひとつの命に、ひとしく投げかけているコトバである。

わたしたちはどこから来て、どこへ行くのか?

それは誰にも分からない問いかけである。しかし、この限られた命を、
限られた時間の中で、与えられた肉体とともに、精一杯生きたい。
そのカラダ本位の発想が、どんどん軋み、カラダが悲鳴を上げているのだ。

「LUNGTA」後半、演者が地面を這い、カオスとなって、ざわつくシーンがある。
サックスの雄叫びとともに、混沌とした事態の最中、一条の光とともに、風が吹く…。

LUNGTA風の馬が、生命体としての人間全体に「気づき」の風を与えんことを。

劇団態変の舞台から発せられた、演者17人のカラダの声を、
自分たちのカラダでもって大きく共鳴させなければ。

時間はもう限りなくゼロに近い。この共鳴は急務である。


作・演出・芸術監督/金滿里
音楽/山本公成 with コズミックトリオ(山本公成 中島直樹 瓢箪島光一)
絵画/ウゲン・ナムゲン(チベット仏画師)
出演/金滿里 小泉ゆうすけ 上月陽平 下村雅哉
   向井望 山口幸恵 国頭弘司 松尾大嗣
エキストラ/天沼臨 金田航 猿渡達明 齋藤勝 小泉俊弥
      平山静男 島村海地 小林加世子 タケガミコウ
舞台監督/塚本修
美術/吉田顕
音響/勝藤珠子
照明/三浦あさ子
照明オペレート/丸山武彦
メイク/倉橋かおり
衣裳/坂本式子
制作/和田佳子