台風19号の被災のため閉園していた彩湖道満公園が今日3月1日からオープンするというので行ってみた。堤防に上がり公園を俯瞰すると駐車場は満車状態だった。コロナウィルス問題で人の集まる繁華街は行くのを躊躇する。でも自然のただなかはノビノビと過ごせる、そして長期の閉園で荒川河川敷の自然に郷愁を感じていた事もあるのだろう。最高気温が17℃の暖かさも大きい。バスが来たので見るとスワローズの表示があった。確か奥にスワローズのグランドがあったはずだ。
横堤に上がって草の広場を見ると持参のテントを張って、のんびりする若い家族連れの姿が多く見られた。
彩湖湖畔を幸魂大橋まで行って戻ってきたら遊歩道を小さなチョウが頼りなげに飛んでは止まりしていた。彩湖湖畔で初めて会った生き物なので自転車を止めて観察してみた。シジミチョウかなと思ったが調べてみるとどうやらタテハチョウ科のテングチョウのようだ。
翅の色や白斑から推測したが、特徴という頭部から前方に伸びる突起が横から見ると天狗の鼻のように見えるのが名の由来というので拡大して確信した。成虫越冬するとの事なので暖かさにつられて出てはきたが思うようには飛べなかったのだろう。
この突起はパルピ(下唇髭)という器官で、他のチョウにもあるが、テングチョウのパルピは複眼径の3倍以上も伸び、よく目立つ。なお、このパルピはタテハチョウ科などでは比較的大きいが、アゲハチョウ科やシロチョウ科では小さい。(ウィキペディア)