フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

荒川河川敷の原野にサシバが飛来し、オオブタクサの雌株が果実を付けていました

2014年09月15日 06時58分20秒 | 荒川河川敷

今朝は聞きなれない鳥の鳴き声で騒がしかったが、見上げても声はすれども姿は見えなかった。ひと仕事してふと見上げた遠くの枝に猛禽類らしきが止まっていた。悠然として時折左右を見回していて飛び立つ気配は無かった。
何だろうと思ったが上面が褐色で、白い喉の中央に黒い線と、尾の横じまでサシバと同定した。雌雄ともよく鳴くと図鑑にあって早朝の賑やかさも納得、そろそろ南に渡る途中だったのかもしれない。

同類より遅れて生長したオオブタクサは子孫を残すのに雌花だけをつけるというが、もうそんな個体が現れた。10日は10本ほどまとまって生えていたが今朝も1本見つけた。そしてよく見ると一番上にはもう果実を付けている。小さな円錐状の周囲を6個の突起が囲んでいる。総苞が固くなって痩果を包んでいるが、一番上に完全なのとほぼできつつあるのが3個ついていた。
花粉は風に乗って飛んでくる風媒花なので小さくても受粉できる。雄花をつけるのを止めたのは素晴らしい繁殖戦略だ。

上の写真の一番上のアップ。左向きはもう完全な果実で周囲の3個もできつつある。