フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

秋の荒川河川敷を彩るタデ科の植物 No3 サデクサ

2011年10月12日 21時30分18秒 | 花の和名
サデクサは水辺に生えるタデ科の一年草。荒川の河川敷の放棄水田にミゾソバやアキノウナギツカミと一緒に生えているのをよく見かける。花被の上部がカーマインレッドなのでピンク色がかった両種とはハッキリ区別できる。

茎に下向きの鋭い刺があるのと托葉の上部が広がって葉状になるのはママコノシリヌグイと共通の特色。葉は両面に星状毛を密生させ厚く、基部は左右に伸びてほこ形になる。


葉の基部がほこ形に張り出し、托葉は葉のようです

サデクサの名の由来は不明というが、叉手網(さであみ)は三角形の枠に網を張って袋状にした網を言い、多くの枝を三角状に分ける姿を例えたもののような気がする。