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イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【セダン蒐集癖】Vol.237 欧風トヨタの味はいかに? トヨタ・アヴェンシス(先代)

2010-08-02 | セダン蒐集癖。

欧風トヨタ車、アヴェンシス。

この2代めアヴェンシスは2003年に登場。
ほかのドメスティックなトヨタの車のデザインとはちょっと異なり、
比較的余計なプレスなどがなく、またありがちなデザインの破綻も少ない、
好ましいプロフィールを持つクルマです。





というのも、アヴェンシスは、初代から3代目に至る現行モデルまで、
英国で製造されている「純粋な欧州車」なのです。


そのうち、2代目のみが日本に輸入され、販売されました。俗に言う「逆輸入車」ですね。


初代アヴェンシスは日本名コロナ(10代め・T190系)、欧州名カリーナEの後継車として、
セダン、5ドアハッチ、ワゴンのボディを持って登場。
顔つき的には日本のカルディナ(2代目、T210系)と同じなので、ワゴンに関してはまんまカルディナに見えます。



で、セダン・ハッチはこうなんですけど、なんだか違和感を感じませんか。




違和感があるのは、カリーナE時代のコロナとカルディナは同じ車種のセダン/ワゴンの関係だったのに、
初代アヴェンシス=2代目カルディナのころのコロナはもう初代プレミオになっていたので、
実はカルディナ顔のセダンって日本には無いわけで、なんか変な感じなんですよねえ。

「コロナセダンってこんなんじゃなかったっけ...あれ、違うか。
でもこんなクルマあったような、あれ、でも、なんか見たことないような?」
って感じのクルマですよね(^^;




ちなみこれがハッチ うーんかっこいい!




で。2代目アヴェンシス。
日本ではネッツ店の専売車種で、ビスタの後継的な位置づけで
セダン・ワゴンが販売されていました。
見た目もちょっと他のトヨタ車っぽくないし、という理由なのか、
結構街中でも見かけましたので、販売台数はそこそこあったと思われます。


で、気になるのは「味も欧風なのか」ということですが、当時のWEBCG/笹目先生のインプレによると、
とくにそういう感じではなく、あくまでもトヨタ流...だったそうで、
そこはトヨタユーザを裏切らないというか、むしろ欧風の乗り味が過ぎると
いままでのトヨタ車に慣れた既存客は買ってくれない、
というところがあったのかもしれませんね。


ちなみに3代目はこんな派手なデザインになりました...。
ハッチバックが消え、セダン・ワゴンのみになったそうです。
シトロエンC5とかもそうなのですけど、欧州市場でもDセグメントの5ドアハッチの需要、
減っているのかしら。






>>覚えていないんですけど、このクルマを当時、どういうキャラでトヨタは
売っていたのか...ということが気になりますね。
スプラッシュのフロムヨーロッパ!的な売り方なのか、
製造が英国なだけで、あくまでもビスタの後継セダンとしてのプレゼンだったのか...。


>>英国製といえばオースター(T12)を思い出してしまったワタクシはオジサンですな(涙
あのクルマの売り方はまんま「ブリティッシュ」だったなあ。
いまさらながら、欲しいクルマだったりします(汗
コメント (23)
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