goo blog サービス終了のお知らせ 

花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ボディーブロー

2020年10月14日 | 研究
一人一研究がフローラから続いているチームの流儀。
そして毎年、秋になるとその年の研究成果を
さまざまなコンクールや発表会で披露してきました。
なぜなら他から評価をいただかないと自己満足で終わるだけ。
やる気が出ません。そこでみんな自分の成果を引っさげて、
今回は誰が勝つか、まるで遊びのように競いながら発表会レースを楽しんでいました。
ところが今年はその長年続いたヘビーローテーションが止まりそうです。
なぜなら今年は全員一丸となりストックホルム青少年水大賞に取り組んだため
気がつくと、その他の研究成果が何もないのです。
でも2年生の時は一人一研究をしていたので、
その時の成果が何かあるだろうとみなさんお思いでしょうが、
ご存知の通り、ハンターズはフローラの失敗テーマをお宝にしようと
チャレンジしたチーム。何度トライしても、ことごとく失敗の連続。
ミイラ取りがミイラになってばかりです。
先日整理してみると、一発芸的な成功例はいくつかありましたが
レポートを作れるほどの成果はゼロ。そのため応募できる大会は限定的。
一丸となって取り組んだスタイルはまるでボディーブロー。
想像以上に世界グランプリの代償は大きいものがありました。
そんなことで現在、応募し始めたのはJr.である1年生のものがほとんど。
Jr.に期待したいハンターズです。
コメント

端境期

2020年10月14日 | 
自他ともに認めるリンゴ王国「青森県」。
夏から冬にかけてさまざまな品種のリンゴが
次から次へと食べることができます。
ところが10月上旬の今は、ちょっと品薄。
なぜなら9月は早生のつがるなどがたくさん店頭に並びましたが
今はまもなく収穫される中生種が出てくるまでの端境期なのです。
したがってリンゴファンにとっては、しばし休憩というところでしょうか。
とはいってもその期間はほんの少し。
すぐにシナノゴールドやジョナゴールドなど良食味品種がどんどん出てきます。
でも青森県、というか日本の主力品種はもちろん「ふじ」。
甘味、酸味のバランスがとれた日本が世界に誇る最高食味の品種です。
昭和13年に青森県にあった東北農試が国光にデリシャスを掛け合わせて育成。
昭和33年に園芸学会で注目され、昭和37年にデビューした超ベテランです。
昭和36年に東北農試が盛岡に移転したことからふじの原木も移植されましたが
現在、青森県の柏木農業高校にも
その原木の遺伝子をもった貴重な木が栽培か管理されています。
こちらは晩生種。したがって11月にならないと収穫が始まりません。
りんご娘で名前が知られた「王林」も晩生種です。
相撲のように後になればなるほど、力のある美味しいリンゴが登場してくる青森県。
深まる秋が楽しみです。
コメント