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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

一長一短

2020年10月11日 | 環境システム科
こちらはハンターズJr.の女子メンバーの研究。
彼女たちは2つのテーマに取り組んでもらいましたが
こちらは最初に行った除塩研究です。
ハンターズは昨年から乾燥地帯の除塩研究に取り組んでおり
昨年のJr,も挑戦していました。
しかし彼女たちの視点は先輩や昨年のJr.とは違う視点。
塩類集積をいかに抑制しようかという技術開発に取り組んでいます。
一般に塩害土壌で栽培すると萎れるとともに葉が茶色に枯れてきます。
事実、彼女たちが再現した塩類集積が起きている鉢では
植えて数日すると下葉が枯れて、枯死してしまいました。
ところがこのレタスはちょっと違います。
葉が緑のまま萎れています。実は植えたのは前日。
あっという間に水分がなくなったようです。
実はこれ、最新の塩類集積を抑制するある土木技術を施したもの。
土壌を分析すると確かにECは低く、Na濃度も低いのですが
土壌水分がなんとゼロ。これでは塩害を抑制できても
作物なんか栽培できません。ちょっと農業用技術ではないようです。
しかしそれは想定内。彼女たちがチャレンジしたのはこの技術を応用して
塩害を防ぎながら、土壌水分もしっかり確保する新アイデア。
女神が微笑んだのかビギナーズラックでなかなか面白い結果を出しています。
こちらも男子同様、大学主催のオンライン発表会に申し込んだところ採択されました。
それを伝えたら「やった!」と大喜び。今年のJr.はみんな元気です。
発表は11月はじめ。なんと文化祭の日の放課後です。
まだ研究途中ですが、まずは発表の場を設けることができてホッとしています。
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無観客祭

2020年10月11日 | 環境システム科
環境システム科の2年性が栽培しているカブですが
思ったより大きくなるスピードが鈍っています。
冷涼な気候が大好きなカブですが
最低気温は生育適温より下がっているのでちょっと心配です。
さて春に育てたカブと秋に育てたカブ。
見た目が大きく違います。それは何だと思いますか?
それは葉。春は虫食いの穴がたくさん開いていましたが
秋ではご覧のようにまったくありません。きれいな葉をしています。
なんとか今月末までに収穫したいものです。
さて地域の皆さんが心待ちにしている名農祭。
2020年も例年通り10月31日と11月1日の土日に行われます。
しかしいつもと同じところと違うところがあります。
違うところは校内は無観客。コロナの関係で公開しない予定です。
同じところは農産物販売は行うこと。
こちらはグランドで密にならないように2日間行われる計画で進んでいます。
昔、大先輩から農業高校の文化祭は地域のお客様に喜んでもらうのが目的。
高校生が楽しむのは翌日の収穫感謝祭だと教えられました。
時代が変わってもそれは変わらず、
2日間は全校生徒でお客様対応に専念するようです。
いつもと違う春、いつもと違う夏。
そしていつもと違う秋が深まっていきます。
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