BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
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NYで迎える誕生日

2005-06-28 09:05:00 | NY留学生活+α
ついに20代最後の年を迎えてしまった。
19の頃とは訳がちがって、微妙な反応をうける29歳。
若いというわけでもないが、だからといってまだまだ20代と余裕を持ってしまう複雑な年齢。
だからこそ、この貴重な29歳の誕生日をNYで迎えることができて、
これからの一年を過ごせてとても幸運に思う。
さて、私の誕生日6月26日はNYでも異色の名物「GAY PRIDE」(ゲイ&レズニアンパレード)が開催された。
たまたま重なったのだが、これもNYからの贈り物と思いせっかくだから見に行った。
NYはサンフラスシスコについでゲイが多い都市である。
クラブで見かけた素敵なハンサムGUYSがゲイだったなんてよくあることで、
ダウンタウンなどではよくゲイのカップルを見る。
そんなゲイたちが自分たちの主張や権利を堂々とアピールするのがこのゲイプライドパレード。
いまや立派なNYの観光フェスティバルで国内外からも多数の観光客や参加者がやってくる。
またこの日に自分の嗜好をカミングアウトする人もいるのではないだろうか。
そんなパレードを見にお昼の5番街へ。
NY市立図書館前に特設ステージが設けられていて、
5人のキュートなゲイ達がお揃いのチアガール姿で司会を勤めていた。
その後ろで私と友達は直射日光の中で3時間もパレードを見てました。
オープニングはハーレムに乗って何百人ものゲイ達がタンデムで登場。
その数にも驚いたがこんなの序の口で、
その後いかにもパレードな鼓笛隊とマーチング集団が登場
、NYPDにNYFDも登場。
そして次から次へとありとあらゆる飾りをつけたオープントラックに乗ったゲイ達と、
フラッグやプラカードを持ったゲイの集団がいくつも登場。
見ていると色んなゲイのコミュニティがあって、
まるでねぶた祭りやよさこいの集団を見てるかのようだ。
ちがう点は彼らの衣装がそろってたりばらばらだったりすること。
とにかく奇抜で度肝を抜く衣装やらかわいらしい女性そのまんまの男たちや自分の肉体美をさらけ出す集団、
ありとあらゆるゲイが次から次へと来る。
中にはアジアンコミュニティ、
日本の浴衣姿の人達やブラジル・プエルトリコなどたくさんの国のゲイのコミュニティも参加していてその数に驚くばかりだ。
パレードは3時間立っても終わらず、
さすがに炎天下の下で長時間いたためにみんな疲れてしまい、
途中でスターバックスで休むことに。
でもゲイパレードはそれから1時間以上も続いたそうだ。
いったい何万人のゲイの人々が参加したのか。。。
とても把握できないがとにかく巨大な数であろう。

スタバで一休みした後ディナーを食べにグラマシーパークのタイ料理レストランへ。
私がトムヤムクンを食べたかったので、
友達のガイドブックに載ってるこの店を選んだ。
NYのいいところはその気になればいつでもありとあらゆる国の料理を選ぶことができるところだ。
ディナーはそれぞれ1品ずつ好きな食べ物を選んでみんなでつまむことに。
これがまた寮の友人と学校のクラスメイトを誘ったら、
友達が友達を呼び最後には7人に膨らんだ。
ということで私達は7品のタイ料理をを楽しむことができた。
とってもおいしくて念願のトムヤムクンが食べれて幸せ。
面白いことにカエルの足を頼んだ人がいて初めて食べました。
から揚げでしたが、鳥の味に似てすごくおいしい。
妙に骨が多いなぁと思ったら、まさかカエルだとは私も思わなかったよ。

その後は本日のメインイベント「エンパイアステートビルディング」へ夜景を見に行きました。
付いたのは8時前でもちろん全然明るい。
NYの今の日の入りは8-8時30分。
入り口でチケットを買いエレベーターへ。
明るい時間だったためにすいててすぐ行けました。
1分間で80階までたどり着くという超高速エレベーターで頂上へ。
あまりに早いために少しゆれて怖かった。
上に行くとたくさんの人がいたのですが、
それでも空いてるスペースを見つけれて、
NYで一番高いとこからのすばらしい眺めを見ることができました。
やっぱりとても気持ちがいい!!
何で高いとこってこんなに気持ちがいいのでしょう。
上からものを見下ろすことの快感といったらないですね。
この景色を前にしたら自分の存在がちっぽけなものに感じられてしょうがないと私の友達は言っていました。
そのとうりです。
イエローキャブが米粒のような大きさに見えて、人間の存在すらわからない。
マンハッタンの東西南北すべてが見下ろせるすばらしい景色です。
西の空には赤い夕焼けが見えて、
セントラルパークの向こうブロンクスの向こうが霞かかって見えました。
尚且つ南のバッテリーパークの向こうスタテン島も霞がかかってる。
NYは今夕焼けを迎えて夜に向かってゆっくり歩き出していました。
私と友達は北のほうでしばし暗くなるまで色んな話をしました。
やがてあちらこちらから少しずつビルに光がともりだしてきて、
やはり夜の景色は宝石です。
ランドマークのクライスラービルにタイムズスクウェアのスクリーン、
ヤンキースタジアムの明かりにクィーンズの住宅街の明かりがとてもきれい。
遠くにはアッパーウェストとNJをつなぐジョージワシントン橋も見えます。
また南サイドにはバタービル(正式名所は知らない)のライトアップ、
ブロードウイの明かり、ブルックリン・マンハッタン橋の明かりがとてもきれい。
いくら時間をすごしても飽きないところだと思いました。

実はこの後おまけが付いていて、
10時30分頃に寮へ帰ったのですが、
花火がやってると友達が教えにきてくれたので寮のルーフガーデンへ行きました。。
するとさっきまでいたエンパイアの向こうからあがるたくさんの花火が見えるのです。
びっくり。何の花火だろう。
ゲイパレードのためかな?
とにかくビルの谷間から見える花火はとてもきれいだった。
なんだかさらにプレゼントをもらったみたいでうれしかった。
花火は11時ごろから11時30分ぐらいまで上がってた。
いくら日の入りが遅いといってもこんな時間に花火を揚げるなんてNYはすごい街だと思った。
日本なら騒音公害になりそうだ。

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