BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
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ガーンジー島の読書会

2020-07-14 15:50:45 | 読書感想文

五所川原のギャラリーゆふめ堂さんにて購入した本です。

映画にもなっているそうですが、そっちは見たことがなく。

第二次正解大戦後のイギリスが舞台の小説。

イギリスとフランスの間にあるチャンネル諸島の一つ、ガーンジー島にすむ人々と、

ライターでロンドンに住むエリザベスとの手紙のやり取りを通した物語。

書簡集というのか、やり取りされる手紙だけで進んでいく物語です。

最初はなかなか波には乗れないのですが、上巻の中ごろから徐々に面白くなります。

ガーンジーの島の住人たちが次々出てくるあたりからですかね。

それぞれ個性的でいろいろな物語を抱えていて、

それが手紙というものを通して見えてくるのが面白い。

主人公のエリザベスがどんどんガーンジー島にひかれていき、

ついに下巻でその島に渡っていく場面もなかなか面白い。

映画だと美しい島の景色が見れるんでしょうね。

戦争当時の悲惨な体験も書かれていますが、

日本ではなかなかわからない(敵国でしたしね)、当時の状況も知ることができました。

なじみのない本のタイトルがたくさん出てきてそこはまぁ、ちょっと苦手でしたが、

とにかく登場人物がかなり魅力的で楽しいです。

ガーンジー島も素敵なとこのようですね(のどかな感じ)。

映画もいつか見てみたいですね。

ちなみに原作本(訳本)は日本では絶版なので、ゆふめさんのとこで出会て読めてラッキーです。